更新日:2026年6月17日
スマホ保険は、スマホの故障や盗難に備える保険です。スマホ保険は、通信会社やスマホのメーカー、損害保険会社などが取扱っており、補償内容や加入条件は契約する会社によって異なります。 「スマホの故障に備えたいけれど、保険が必要なのか」や、「もし保険に加入するのであればどのようなポイントで選べばいいのか」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか? この記事では、スマホ保険で補償される対象や保険選択のポイントを解説します。
スマホ保険は、スマホの故障や盗難に備える保険で、保険金の範囲内で修理費やスマホの買い替え費用が補償されます。
なお、一般的な家電と同様にスマホも購入後1年間のメーカー保証があります。この保証は申し込み不要で料金もかかりませんが、保証対象は自然故障のみです。自然故障は、機器の不具合のことで、落下や誤った使い方をしていないにもかかわらず壊れてしまった場合をいいます。いわゆる「何もしていないのに壊れた」状態です。
もし、購入後1年以内に落下や水没など、自然故障以外で壊れた場合は、原則として修理費がかかります。また、2年目以降は自然故障でも修理費がかかります。スマホ保険は、このような2年目以降の故障や、1年目に落下や水没などで壊れた修理費や買い替え費用をカバーします。
スマホ保険は、スマホの故障や買い替えの補助ですので、メーカー保証で十分だと考える人にとっては、不要かもしれません。また、保険料とスマホの修理代を比較して、修理代の負担の方が軽いと考える人も必要性を感じないでしょう。
しかし、スマホ本体の価格は年々上昇しています。もし、買い替えるのであれば、安い機種で数万円、ハイエンドモデルでは20万円前後の価格帯です(2026年1月時点)。買い替え費用の負担が大きいと感じる人は多いのではないでしょうか。
修理費用の目安は一概に言えませんが、部品の高騰などに伴い、負担額が大きくなっている可能性があります。
修理や買い替えの資金不足でスマホが壊れたままでは、スマホが使えなくなってしまいます。近年、スマホは日常に浸透しており、利用できないと困る人が多いのではないでしょうか。修理などに備えて資金不足にならないよう、事前に準備をしておくと安心でしょう。
スマホ保険の検討が向いているのは、修理費や買い替え費用の負担に不安を感じている人や、故障や盗難リスクが高い人です。
たとえば、次のような特徴を持ち、スマホを日常使いしている人は、スマホ保険のニーズが高いのではないでしょうか。
スマホが壊れてしまうと、修理代や買い替え費用がかかります。それらの支払ができるか不安な人や、費用を支払うと生活に影響が出る場合は対策が必要です。
もし、預貯金などで支払えれば問題ありませんが、預貯金で修理費などの支払いができない場合や、修理費を支払うと預貯金がほぼなくなる場合は、スマホ保険が対策の1つとなるでしょう。
スマホ自体が高価な場合、買い替え費用や修理費が高額になる傾向があります。その結果、スマホにトラブルがあると、まとまった金額が出ていくことになります。
スマホが壊れた場合、価格が安いスマホと比べて、高いスマホの方が家計への影響が大きくなります。この影響を少なくしたい人は、事前の対策が必要でしょう。
自宅など、特定の場所内でスマホを使うよりも、外に持ち出す方が盗難や紛失リスクが高くなります。また、スマホの使用頻度が高いと、落下や水没などで故障する確率も上がります。故障のリスクが高まる分、修理費への対策が重要かもしれません。
使用している台数が多ければ多いほど、すべての端末が問題なく使用できる可能性は低くなります。また、故障台数が多くなれば、修理費などが高くなります。
1台よりも故障する確率が上がること、修理費が高くなる可能性があるなどの要因があるため、修理費支払いの準備をしておくと安心です。
スマホ保険のニーズがあまりないのは、スマホが壊れたときの修理費や買い替え費用の負担が気にならない人です。具体的には、次のような人です。
貯蓄などが十分あり、スマホが壊れた場合の修理費や買い替え費用の負担が気にならない人です。保険を使う必要がなければ、保険料を負担して契約するメリットを感じられないかもしれません。
安価なスマホは、修理代より買い替えの方が安い場合があります。また、買い替え費用に対して、払込む保険料の負担が大きいと感じるかもしれません。保険に加入すると、定期的に保険料を払い込みますが、保険料の負担の方が気になるのであれば、必要性を感じられないかもしれません。
スマホをあまり使わない人は、落下などの確率が減り、故障しにくいと考えられます。また、自宅で使っていれば、盗難にあう可能性も少ないでしょう。故障や盗難のリスクはあまりないのであれば、修理費用の準備自体、必要性が低いかもしれません。
スマホ保険は加入する会社によって補償内容や加入条件が変わります。そのため、補償内容などは、正確には保険ごとに異なりますが、この章では一般的な内容を解説します。
スマホに起きるトラブルのうち、多くの保険で補償対象としているのは、次のような状況です。
表1 スマホ保険で対策できるトラブルの例や特徴
一般的な補償対象 | 具体例や特徴 |
|---|---|
破損 | 画面が割れた場合などの物理的に壊れた状態 |
故障 | 操作ができない、音が出ないなど、スマホの機能が利用できない状態 |
水漏れ | 水没などによりスマホの内部に水が浸入し、スマホが壊れた状態 |
盗難・紛失 | スマホをなくした状態 |
なお、国内で発生した故障のみ対象としているのが一般的です。また、保険料を抑えるためにスマホの破損のみに限定している保険もあります。
スマホ保険は、加入する会社によって補償内容や、加入条件が異なるため、事前にしっかり確認することが大切です。なお一般的な注意点は次のようなものです
一般的に保険加入の条件にスマホ購入からの期間が決められています。加入できる期間は、会社によって異なり、購入時のみ加入できる保険や、購入後1~2年間であれば加入できる保険などさまざまです。
また、新規購入のみ加入できる会社や、中古のスマホも条件によっては加入できる会社など、新旧の扱い方も会社によって異なります。比較的、損害保険会社は加入できる条件が緩く、購入後の加入期間が長めであったり、中古のスマホでも保険に加入できたりする場合があります。
スマホ保険は、一般的に、日本国内で故障した場合や、盗難にあった場合は補償されます。しかし、海外で故障した場合や海外で修理した場合は補償されない可能性があります。海外で過ごすことが多い人は、海外の故障もサポートしているかどうか確認し、必要に応じて海外での補償も検討しておきましょう。
スマホ保険で受取る保険金額は、修理などで支払った金額をもとに決まるのが一般的です。そのため、契約者が修理費などを一旦支払い、領収書などを提出して保険金を受取るという流れになります。
保険金は後日受取れるものの、一時的な支出があります。修理内容によっては、まとまった金額が必要になる可能性がありますので、資金の準備を忘れないようにしておきましょう。
スマホ保険は、修理費の一部を契約者が負担する契約もあります。契約者が負担する分を免責といい、契約で決めた一定額を負担します。免責を設定すると、保険料が割安になります。
免責が設定されている場合、支払った修理費などのうち、免責額を超えた分が補償されます。
長年使用していると、バッテリーに不具合が出てくる場合があります。このように、時間経過によって自然に劣化していく状態を経年劣化といいます。
スマホ保険では、一般的に経年劣化は補償外です。
スマホ保険を取り扱っている業種ごとにスマホ保険の特徴があります。それぞれの特徴と、一般的な加入方法を解説します。
通信会社で取り扱っているスマホ保険は、契約している人のみ契約できるのが一般的です。基本的には、通信会社でスマホを購入したタイミングで保険に加入します。ただし、通信会社と新規で契約する場合や他の通信会社から乗り換えた場合は、使用しているスマホの購入時期に関わらず、契約から一定期間であれば加入できる場合もあります。
保険加入には、電話やインターネット、店頭など通信会社指定の方法で申し込みます。
スマホは購入後1年間、申し込み不要の自然故障の保証があります。メーカーの保険はこの保証とは別に加入するもので、自然故障補償の延長や、自然故障補償以外の補償が受けられます。
スマホ保険に加入できるのは、基本的にスマホを購入したときです。条件によっては、購入後一定期間内であればサポート窓口などで加入できる場合もあります。
損害保険会社のスマホ保険は、加入者に条件はなく、基本的に誰でも申込めます。また、保険の対象になるスマホは、新品、中古、SIMフリー端末など、他の会社に比べて種類が多いのも特徴です。
また、保険期間は数ヶ月~1年契約、自動更新が一般的です。保険の申込みは、インターネットや指定アプリを使用するのが一般的です。
クレジットカードのスマホ保険は、付帯保険の1つです。クレジットカードの契約者であれば格安で加入できる会社や、クレジットカードで通信費を払っている人は無料で加入できる会社など、サービスは会社によって変わります。
保険の申込みや保険の問合わせ先はクレジットカード会社ですが、実際の補償は提携先の保険会社が行っているのが一般的です。保険料無料の会社では、申込み不要で利用できる場合もありますので、クレジットカードのサービス内容を確認してみてもいいかもしれません。
スマホ保険は、補償内容や加入条件が会社によって大きく変わるため、保険料とのバランスを見ながら検討します。たとえば次のような視点で絞り込みます。
スマホ保険では、壊れたスマホの修理費をカバーしますが、契約する保険によってどのような修理に対応しているかが異なります。補償対象を限定することで保険料を抑えた保険や、補償対象や補償する上限額を大きくした保険もあります。自分にとって必要な補償を検討しましょう。
スマホ保険の保険料の多くは、毎月数百円から千円程度です。保険料の負担は大きくないかもしれませんが、修理費用や買い替え費用と補償額を比較してメリットがあるか検討してみましょう。また、保険会社の中でも、払込む保険料の安いプランと高いプランが用意されている場合もあります。一般的に保険料が高いと補償が厚くなりますので、自分にとってバランスの良い保険を探すことも大切です。
スマホ保険の加入条件は、提供している会社によって契約者に条件がある場合や保険対象のスマホに条件がある場合、また、契約者とスマホ両方に条件がある場合があります。
比較的、損害保険会社は加入条件が緩い傾向があります。損害保険会社以外は、その会社のサービスを利用している人のみが対象というのが基本です。そのため、通信会社の保険であれば、その通信会社の通信プランを利用している人、クレジットカード会社の保険であれば、そのクレジットカードを利用している人が加入対象となることが一般的です。
スマホ保険は、スマホの故障や盗難などに備える保険です。保険会社以外にも、通信会社やスマホのメーカー、クレジットカード会社などが取扱っています。
補償内容が会社によって違うのもスマホ保険の特徴です。自分に合った保険を見つけるには、どのような条件を優先させるか検討することが大切です。補償される金額や、保険対象となるスマホの症状、負担できる保険料など、複数の視点で検討してみましょう。
承認番号:25-576(2029/2/8)