生命保険を探す

定期保険はどう選ぶ?比較前に知りたいポイントを解説【FP監修】

  • 保 険その他
  • share
  • Tweet
  • LINE

定期保険のランキングを見て、「1位の商品を選んでよいのか」「保険料以外に何を比べればよいのか」と迷う人もいるでしょう。ランキングは保険商品の候補を効率よく探せる反面、順位の基準はサイトによって異なります。上位の商品が、すべての人に合うとは限りません。

この記事では、定期保険を比較する際のチェックポイントと、ランキングの活用方法を解説します。比較の軸を押さえ、自分に合う定期保険を探しましょう。

【結論ボックス】
定期保険を選ぶときは、ライフステージに合わせて「いくらの保障が、いつまで必要か」を整理することが大切です。

主な比較ポイントは次の5つです。

  • 必要な死亡保障額
  • 保障が必要な期間
  • 設定できる保険金額・保険期間
  • 更新後の保険料
  • 年齢や健康状態などの加入条件

これらを確認してからランキングを活用すると、希望に合う候補を絞りやすくなります。ランキングは商品を探すための入口です。申込前には契約概要や約款などを読み、保障内容や保険金の支払条件を確認しましょう。

記事の要点3ポイント

  • 定期保険は一定期間の死亡保障に備える保険で、必要な保障額と期間を基準に選ぶ
  • 必要な死亡保障額は、遺族の支出から遺族年金や配偶者の収入などを差し引いて考える
  • 同じ保障条件で保険料や加入条件を比べ、更新型は更新後の保険料も確認する

定期保険と似た保険との違いを押さえる

定期保険を比較する前に、収入保障保険や終身保険との違いを整理します。保障期間や保険金の受け取り方などを比べ、目的に合う保険を選びましょう。

定期保険・収入保障保険・終身保険の違い

種類 保障期間 主な特徴
定期保険 一定期間 掛け捨て型が中心。保険料を抑えて
大きな死亡保障を準備しやすい
収入保障保険 一定期間 年金形式での受け取りが中心。時間の
経過とともに受取総額が減る
終身保険 一生涯 一生涯の死亡保障があり、解約返戻金
を受け取れる商品が多い

定期保険は、保険料を抑えながら一定期間の保障を準備しやすい保険です。収入保障保険は年金形式での受け取りが中心で、終身保険は一生涯の保障を確保できる点が異なります。

一定期間だけ大きな保障が必要な場合に向いている

一生涯の死亡保障を準備するなら終身保険、遺族の生活費を年金形式で備えるなら収入保障保険が選択肢になります。

定期保険は、子どもの独立までなど、一定期間だけ大きな保障が必要な場合に適しています。保障の目的と期間を整理して選びましょう。

ランキングを見る前に整理したい3つのポイント

定期保険のランキングは、候補を探す際に役立ちます。ただし、順位だけでは自分に合う商品か判断できません。比較を始める前に、次の3点を整理しましょう。

ランキングの評価基準を確認する

定期保険のランキングは、サイトによって順位の決め方が異なります。申込件数やクリック数をもとにしたものもあれば、独自の基準で評価したものもあります。

「イオンのほけん相談 保険マーケット」では、掲載商品のうちクリック数が多い順に紹介しています。上位の商品が、必ずしも自分に合うとは限りません。
順位の根拠を確認し、必要な保険金額や保険期間に合う商品を比較しましょう。

必要な死亡保障額を確認する

死亡保険金額は、多ければよいとは限りません。万一のときに必要な支出から、遺族年金や配偶者の収入、貯蓄などを差し引いて考えます。基本的な計算方法は次のとおりです。

遺族の生活費・教育費・住居費など -(配偶者の収入+遺族年金+貯蓄など)= 必要保障額

住宅ローンがある場合は、団体信用生命保険の保障内容も確認します。所定の支払条件を満たすと住宅ローン残高が弁済されるため、必要保障額の計算が変わります。
簡易的な計算例は次のとおりです。

項目 金額の例
遺族の生活費・教育費など 6,000万円
遺族年金・配偶者の収入 △4,800万円
貯蓄 △500万円
必要保障額 700万円

「いくら残したいか」ではなく、「いくら不足するか」を基準に考えましょう。

※上記は簡易的な計算例です。実際の必要保障額は、家族構成や収入、資産、公的保障、住宅の状況などによって異なります。

保障が必要な期間を確認する

必要な死亡保障額は、家族の状況によって変わります。子どもが小さいうちは生活費や教育費への備えが必要ですが、独立後は必要額が減る場合があります。
子どもの独立時期や配偶者の働き方、住宅費、定年予定などを踏まえ、大きな保障がいつまで必要かを整理しましょう。

比較ポイント① 必要な保障内容を確認する

必要な保険金額と保障期間を整理したら、候補商品の内容を比較します。設定できる保険金額や高度障害保障の有無、特約の内容などを確認することが大切です。

必要保障額を設定できる商品か確認する

定期保険で設定できる死亡保険金額は商品によって異なります。また、年齢や職業、収入などに応じて上限が設けられる場合もあります。

算出した必要保障額を確保できるかを確認し、その条件を満たす商品を候補として検討します。

高度障害保険金の支払条件と受取後の扱いを確認する

定期保険には、所定の高度障害状態になった場合に高度障害保険金が支払われる商品があります。対象となる状態や支払条件は商品によって異なります。

高度障害保険金を受け取ると、原則としてその保険契約は消滅し、その後に被保険者が亡くなった場合でも死亡保険金は支払われません。保障の有無だけでなく、対象となる状態や受取後の契約の扱いまで把握しておく必要があります。

特約の支払条件と保険料を確認する

定期保険には、主契約に加えて特約を付加できる商品があります。たとえば、所定の余命と判断された場合に、死亡保険金の全部または一部を生前に受け取れる特約などです。

特約を付けると保険料が上がるほか、加入中の保険と保障内容が重複するケースもあります。必要性を整理したうえで、支払条件や保険料への影響を踏まえて判断するとよいでしょう。

比較ポイント② 保険期間と更新条件を確認する

同じ保険金額でも、保障が必要な期間によって選ぶ契約は異なります。更新型の場合は、更新後の保険料や継続できる年齢も確認しましょう。

保険期間は年満了と歳満了から選ぶ

定期保険の保険期間は、年数で区切る「年満了」と、年齢で区切る「歳満了」に分けられます。

タイプ 区切り方 主な特徴
年満了 10年・20年など 一定年数で満了する。商品によっては更新できる
歳満了 60歳・65歳までなど 保障が終了する年齢を決めやすい

年満了は見直しやすい一方、更新時に保険料が変わる場合があります。保障が必要な期間と照らし合わせ、自分の計画に合うタイプを選びましょう。

更新後の保険料も確認する

更新型の定期保険は、更新時の年齢や保険料率をもとに保険料が再計算されます。同じ保障内容でも、通常は更新前より保険料が上がる傾向にあります。

契約時の保険料だけでなく、更新後の負担も確認しましょう。更新時期と保障を続ける期間を踏まえて比較することが大切です。

必要な時期まで更新できるか確認する

年満了の商品でも、すべての保険商品が更新できるとは限りません。更新できる場合も、継続できる年齢には上限があります。

更新時の告知や診査の有無、更新限度年齢を確認し、必要な時期まで保障を続けられるかを見ておきましょう。

比較ポイント③ 保険料と加入条件を確認する

保障内容や保険期間が希望に合っていても、保険料の負担が大きいと契約を続けにくくなります。健康状態や喫煙状況によって保険料率が変わる商品もあるため、加入条件とあわせて確認しましょう。

同じ保障条件で保険料を比較する

保険料を比べるときは、死亡保険金額・保険期間・特約などの条件をそろえます。条件が異なるプランは、保険料だけでは比較できません。
必要な保障を確保したうえで、教育費や住宅費なども踏まえ、無理なく払い続けられる保険料かを確認することが重要です。

健康体・非喫煙者料率の適用条件を確認する

定期保険には、健康状態や喫煙状況が所定の基準を満たすと、割安な保険料率が適用される商品があります。ただし、判定基準は商品によって異なります。

比較表の保険料がそのまま適用されるとは限りません。保険料を確認する際は、ご自身の健康状態が表示されている料率区分の適用条件を満たしているかどうかにも注意しましょう。

年齢と告知条件を確認する

定期保険には加入可能年齢があり、年齢によっては申込めない場合があります。また、申込時には健康状態や傷病歴などの告知が必要です。

告知項目や引受条件は商品によって異なります。申込可能な年齢かを確認し、質問された内容を正確に告知しましょう。健康状態などによっては、加入できない場合や特別な条件が付くこともあります。詳しくは保険会社や保険相談窓口で相談するとよいでしょう。

ランキングを使って候補を絞る

比較ポイントを整理したら、ランキングを活用して候補を絞ります。順位だけを参考にするのではなく、自分に合う商品を見つけるための情報として活用することが大切です。

ステップ1 条件をそろえて比較する

商品を比較するときは、年齢・性別・死亡保険金額・保険期間・特約などの条件をそろえます。条件が異なると、保険料を正しく比較できません。
健康体・非喫煙者料率など複数の区分がある場合は、同じ料率区分で保障内容と保険料を比較する必要があります。

ステップ2 外せない条件から候補を絞る

条件をそろえたら、必要保障額や保障期間など、最優先の条件を軸に候補を絞ります。すべての項目を満たそうとせず、優先順位を決めることがポイントです。
条件に合う商品が複数残った場合は、保険料や特約の内容を比較します。ランキングの順位ではなく、家族や家計に必要な保障を確保できるかという観点で判断するとよいでしょう。

ステップ3 申込前に契約資料を確認する

候補を絞ったら、ランキングや比較表だけで判断せず、契約概要・注意喚起情報・契約のしおり・約款などにも目を通します。比較ページだけでは、細かな契約条件まで把握できないためです。

保障開始時期や保険金の支払事由、免責事由、更新・解約の取扱い、告知に関する注意事項などは特に確認しておきたいポイントです。不明点がある場合は保険会社や保険相談窓口へ問い合わせ、内容を十分に理解したうえで申込みを検討しましょう。

まとめ

定期保険ランキングは、候補を探す際に役立ちます。ただし、順位だけで自分に合う保険を判断することはできません。

まずは、必要な死亡保険金額と保障期間を整理します。そのうえで、設定できる保険金額、高度障害保障、特約、保障期間、更新条件、保険料、加入条件を比較しましょう。
比較する際は条件をそろえ、最優先の条件を中心に候補を絞ります。最後に契約概要や約款で支払条件を確認し、不明点はFPや保険相談窓口で相談しましょう。

よくある質問(FAQ)

Q1. 定期保険は掛け捨てで損ではないですか?

A. 掛け捨てだから損とは限りません。定期保険は貯蓄性が低い一方、保険料を抑えて大きな死亡保障を準備しやすい保険です。子育て期など、一定期間だけ大きな保障が必要な場合に適しています。
損得だけでなく、保障の目的と必要な期間を基準に選びましょう。詳しくはFPや保険相談窓口へご確認ください。

Q2. 定期保険と終身保険、どちらを選ぶべきですか?

A. 一定期間だけ大きな保障が必要なら定期保険、一生涯の死亡保障を準備したいなら終身保険が選択肢になります。子育て期の死亡保障には定期保険、葬儀費用への備えは終身保険というように、組み合わせる方法もあります。
まずは、保障の目的と必要な期間を整理しましょう。

Q3. 更新型と歳満了型は、どちらが保険料を抑えられますか?

A. 加入当初は、更新型のほうが保険料を抑えられる場合があります。ただし、更新時には保険料が上がることがあり、長期間の総払込保険料が歳満了型より安いとは限りません。
加入年齢や保障期間、更新回数などによって異なるため、同じ保障条件で比較しましょう。詳しくはFPや保険相談窓口へご確認ください。

「イオンのほけん相談 保険マーケット」では、生命保険や損害保険などの幅広い保険商品を取り扱っています。また、キャンペーン情報も確認でき、資料請求や電話・オンライン・訪問相談の予約も行える便利なサービスをご提供しています。気になる方は一度チェックしてみてください。

承認番号:26-278(2029/9/17)

    SNSシェアしよう!

  • share
  • Tweet
  • LINE

関連記事