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三大疾病特約は必要?七大・八大疾病との違いと向いている人を解説

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医療保険を検討する中で、「三大疾病特約は本当に必要なのか」「保障は手厚くしたいけれど、保険料は抑えたい」と迷う方は少なくありません。三大疾病特約は、がん・心疾患・脳血管疾患で所定の条件を満たした場合に、一時金の受取りや保険料の払込免除などを受けられる保障です。
ただし、対象となる病気や給付条件は商品によって異なります。
三大疾病特約の必要性を判断するうえで大切なのは、病気への不安の大きさだけではありません。

  • ・治療が長引いたときに貯蓄でどこまで対応できるか
  • ・休業による収入減を家計で吸収できるか
  • ・公的保障や加入中の保険で何がカバーされるか

この3点を整理することで、三大疾病特約が自分に必要かどうかが見えてきます。
この記事では、三大疾病特約が向いている人と必要性が低い人、特約の仕組み、七大疾病特約・八大疾病特約との違い、選ぶときのポイントまでを分かりやすく解説します。保障を追加すべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

【結論ボックス】
三大疾病特約が必要かどうかは、「不足する保障額がいくらか」を基準に判断することが大切です。 貯蓄や公的保障、すでに加入している保険で、治療費・収入減・生活費を賄える場合は、必ずしも特約を付ける必要はありません。一方で、病気による収入減の影響が大きい人、貯蓄が少ない人、住宅ローンや教育費などの固定支出が重い人は、三大疾病特約を検討する価値があります。

記事の要点3ポイント

  • 特約の必要性は「不足分」で判断する
    病気への不安だけで決めるのではなく、貯蓄・公的保障・既存の保険で補いきれない金額を軸に考えましょう。
  • 給付条件は商品ごとに大きく異なる
    対象となる疾病の名称だけでなく、診断確定で給付されるのか、入院や手術が必要なのか、給付回数に制限があるのかまで確認することが大切です。
  • 七大疾病特約・八大疾病特約も、対象疾病の多さだけで判断しない
    対象となる疾病が増えると、保険料も高くなる傾向があります。疾病の範囲だけでなく、給付条件や保障内容も合わせて比較しましょう。

三大疾病特約とはどんな保障?

三大疾病特約は、医療保険や生命保険の保障に付加して、三大疾病への保障を上乗せする特約です。
三大疾病は一般的に、がん・心疾患・脳血管疾患を指しますが、保険商品によっては急性心筋梗塞や虚血性心疾患などに対象疾病を限定している場合があります。
多くは単独で契約するものではなく、主契約となる保険に付加する仕組みです。
本章では、三大疾病特約の特徴を解説します。

どんな給付金が受取れるのか

三大疾病特約の主な保障は、以下の3つのタイプに分かれます。

  • 一時金型
  • 保険料払込免除型
  • 入院支払限度日数の延長

以降で詳しく解説します。

一時金型

「一時金型」は、所定の条件を満たしたときに、まとまった金額を一度に受取れるタイプです。治療費だけでなく、生活費や子どもの教育費など、幅広い用途に使いやすい点が特徴です。

保険料払込免除型

「保険料払込免除型」は、三大疾病で所定の状態になった場合に、それ以降の保険料の支払いが免除されるタイプです。長期的に固定費を軽くできるため、特に払込期間が長い契約では、家計への効果が大きくなる場合があります。

入院支払限度日数の延長型

「入院支払限度日数の延長型」は、三大疾病で長期入院した場合に、入院給付金を受取れる日数を増やすタイプです。脳血管疾患のように、リハビリテーションなどで入院が長引きやすい病気への備えとして役立つことがあります。

特約を選ぶときに注意するポイント

給付金を受取るには条件があり、その条件は商品ごとに大きく異なります。
例えばがんの場合、「診断確定時」に給付される商品もあれば、「所定の入院を伴う場合」に限られる商品もあります。心疾患や脳血管疾患についても同様に、病名が付いただけで給付されるとは限らず、入院や手術を条件とする商品もあります。

また、がん保障には90日程度の待機期間(責任開始日前)が設けられている商品が多くあります。この期間中にがんと診断されても、給付金の支払対象とならない場合があるため注意が必要です。

一方で、心疾患や脳血管疾患には待機期間が設けられていない商品が多いものの、給付条件は商品によって異なります。契約前に給付条件や保障内容をよく確認しておきましょう。

上皮内新生物、いわゆる早期がんの扱いも確認しておきたいポイントです。悪性新生物と同じ金額を受取れる商品もあれば、給付額が抑えられる商品や、対象外となる商品もあります。

三大疾病特約が必要な人と不要な人

三大疾病特約が本当に必要かどうかは、「病気になったらどうしよう」という漠然とした不安だけでは判断できません。大切なのは、三大疾病にかかった場合に、今ある貯蓄や加入中の保険で費用をまかなえるかどうかを、現実的に確認することです。
本章では、三大疾病特約が向いている人の特徴と不要な人について、それぞれ解説します。

三大疾病特約が向いている人の特徴

急な支出に回せる貯蓄が少ない人は、三大疾病特約を検討する価値があると言えるでしょう。三大疾病では、入院が終わったあとも通院や服薬が続くことがあります。公的医療保険によって医療費の負担は一定程度抑えられますが、以下のような費用は自己負担となる場合があります。

  • 入院時の食事代
  • 差額ベッド代
  • 通院の交通費
  • ウィッグなどの装具代
  • 家事や育児を外部に依頼する費用

こうした医療費以外の費用が、思わぬ負担になることもあります。
自営業やフリーランスの人も注意が必要です。

会社員などは、加入している健康保険で条件を満たせば傷病手当金として標準報酬日額の約3分の2相当額を受けられる場合があります。一方、自営業やフリーランスが加入する国民健康保険には、原則として傷病手当金はありません。そのため、治療中に収入が減少しやすい傾向があります。

住宅ローンや教育費などの固定支出が大きい家庭では、収入減による家計への影響がさらに大きくなる可能性があります。

また、がん保険にはすでに加入しているものの、心疾患や脳血管疾患への備えがない人にも、三大疾病特約は向いています。がん保険は原則としてがんを保障するものであり、心臓や脳の病気は対象外となることが多いためです。

三大疾病特約が不要な人の特徴

一方で、十分な貯蓄があり、治療費と収入減の両方をまかなえる人は、三大疾病特約の必要性が低いといえます。勤務先の休業補償が手厚い場合や、健康保険組合の付加給付が充実している場合、また医療保険やがん保険で一時金をすでに確保している場合は、新たに三大疾病特約を付ける必要性は低いかもしれません。

大切なのは、「保険に入っているかどうか」ではなく、「実際にいくら受取れるのか」を確認することです。現在加入している保険から受取れる金額を確認し、それで不足がない場合は、特約を付けずに保険料を抑える判断も合理的です。

三大・七大・八大疾病特約の違いを理解する

「七大疾病」「八大疾病」という言葉を見ると、対象となる病気が多いほど安心だと感じるかもしれません。しかし、実際にはそれほど単純ではありません。

本章では、三大疾病以外の「七大疾病」「八大疾病」といった表記のある保険商品との違いについて解説します。

対象疾病の定義に共通ルールがない

三大疾病は一般的に、がん・心疾患・脳血管疾患を指します。ただし、商品によっては「急性心筋梗塞」や「脳卒中」に対象を限定している場合もあります。

また、七大疾病や八大疾病については、業界全体で統一された定義があるわけではありません。
同じ「七大疾病」という名称でも、例えばA社では「三大疾病+糖尿病・肝疾患・腎疾患・高血圧」、B社では別の疾病の組み合わせというように、内容が異なることがあります。
名称だけで比較すると、実際の保障内容を見落としてしまう可能性があるため注意が必要です。

給付内容の差も大きい

三大疾病では一時金が受取れる商品でも、追加された疾病については「入院給付日数の延長のみ」という商品もあります。七大疾病特約だからといって、すべての対象疾病で同じ金額の一時金を受取れるとは限りません。

そのため、病気の数だけを見て「八大疾病のほうが安心」と判断するのは注意が必要です。大切なのは、「自分が備えたい病気が含まれているか」「その病気でどのような給付が受取れるか」を、契約概要や約款で確認することです。

三大疾病特約を選ぶときの5つのポイント

本章では、三大疾病特約を選ぶときの5つのポイントについて確認しましょう。

①対象疾病と給付条件を確認する

まず、「何が対象になるのか」と「どのような状態で給付されるのか」をセットで確認します。「がんと診断確定されたら給付」「心疾患で所定の入院をした場合に給付」など、病気ごとに条件が異なることが多いためです。

契約概要や約款を確認し、自分が想定している治療内容で給付条件を満たせるかどうかを見ておきましょう。

②一時金の金額と給付回数をチェック

一時金は「多ければ多いほど安心」と考えるのではなく、自分の家計で実際に不足する金額を基準に決めることが大切です。必要以上に大きな保障を付けると、その分だけ保険料が上がり、長く払い続けること自体が負担になる可能性があります。

また、一時金が初回のみ給付される商品もあれば、条件を満たせば複数回受取れる商品もあります。複数回給付されるタイプを選ぶ場合は、「何年以上の間隔が必要か」「2回目以降の給付条件は初回と同じか」など、細かい条件も確認しておきましょう。

③払込免除の適用範囲を確認

保険料払込免除が適用されると、その後の保険料を支払わずに保障を継続できる場合があります。ただし、一時金の給付条件とは異なる条件で払込免除が適用されることもあります。

また、主契約だけが免除されるのか、付加している特約も含めて免除されるのかは商品によって異なります。
「病気になったときに、保険料の心配をせず治療に専念したい」という人にとって、払込免除は有力な選択肢になります。

④保障期間と更新方法を確認

保障が「定期型(一定期間)」なのか「終身型(一生涯)」なのかによって、長期的な保険料負担は変わります。定期型は加入時の保険料を抑えやすい一方で、更新時に年齢に応じて保険料が上がることがあります。

終身型は加入時の保険料が高めになる傾向がありますが、更新による値上げの心配がありません。現在の保険料だけでなく、将来のライフプランや家計の変化も踏まえて選ぶことが大切です。

⑤家計全体の保険料バランスを見直す

医療保険・がん保険・死亡保険など、複数の保険に加入している場合は、1つの契約だけを見るのではなく、家計全体で支払っている保険料と受取れる保障を確認することが大切です。

考え方としては、まず公的保障と貯蓄で対応できる範囲を確認し、それでも不足する部分だけを民間保険で補うのが基本です。この方法で考えると、保障の付けすぎを防ぎながら、無理のない保険料で必要な備えを持ちやすくなります。

まとめ

三大疾病特約が本当に必要かどうかは、自分の家計の「不足分」から判断することが大切です。治療費に加えて、休業による収入減が不安な人や、貯蓄だけでは当面の生活費までまかないにくい人にとっては、有力な選択肢になるでしょう。
一方で、十分な貯蓄があり、医療保険・がん保険・公的保障で不足が生じにくい人であれば、特約を付けずに保険料を抑える判断も選択肢のひとつです。

七大疾病特約や八大疾病特約も、対象疾病が多いからといって、必ずしも自分に合うとは限りません。大切なのは、対象疾病が何か、どの状態で給付されるか、いくら受取れるかという3つの点をしっかり確認することです。

加入前には、契約概要や約款に目を通し、現在加入している保険との重複も確認しておきましょう。自分の家計に本当に足りない保障だけを補うことが、過不足のない保障選びにつながります。

よくある質問(FAQ)

Q1. 三大疾病特約は途中で外すことができますか?

A. 多くの商品では、特約だけを解約し、主契約は継続できる場合があります。ただし、一度外した特約を後から再度付けられるとは限りません。商品によって取扱いが異なるため、詳細は保険会社に確認しましょう。

Q2. 若いうちから付ける必要がありますか?

A. 三大疾病は、一般的に年齢が上がるほどかかりやすくなる傾向があります。一方で、若い時期は貯蓄が少なく、病気による収入減の影響を受けやすい場合もあります。年齢だけで判断するのではなく、ご自身の貯蓄額や固定支出の大きさを踏まえて考えることが大切です。詳しくは、保険会社や専門家に相談しましょう。

Q3. 七大・八大疾病特約のほうが安心ですか?

A. 対象疾病が増えると、その分だけ保険料も上がる傾向があります。また、追加された疾病については一時金が支払われず、入院日数の延長のみという商品もあります。対象疾病の広さだけでなく、給付内容と保険料のバランスをあわせて比較することが大切です。不明点がある場合は、契約概要や約款を確認するか、保険会社に相談しましょう。

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