【FP監修】夏休みのおすすめの海外旅行先は？おすすめプランや穴場スポットを解説

夏休みに海外旅行を計画しているけれど、「行き先が多すぎて選びきれない」「現地の治安や費用が心配…」と悩んでいませんか？
忙しい日々の合間にリサーチするのは大変ですし、情報が膨大でどれが自分に合ったプランなのか判断しにくいですよね。
そこで本記事では、予算や旅の目的に応じたおすすめの国・地域について解説します。
さらに、費用を賢く抑えるポイントや効率的な旅程の組み方も解説します。
夏ならではのイベントや穴場スポットまでしっかりカバーし、旅の計画から実行までの不安を一掃する内容になっているので、夏休みに海外旅行に行きたい！とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

夏休みに海外旅行を計画するときは、まず「いつ・どこへ・何をして過ごしたいか」を整理することが大切です。
現地の気候や祭典の有無、そして旅にかけられる予算や日数を明確にしておくと、候補となる国をスムーズに絞り込めます。さらに、航空券や宿泊先の予約時期を早めるだけで、費用をぐっと抑えることが可能です。
ここでは、夏休みをより満喫できるための基本的なポイントを詳しく解説していきます。

渡航先選びのポイント

行き先を決める際は、「目的地の特色」と「自分の旅行スタイル」をしっかりとすり合わせることがポイントです。
リラックス重視のリゾート滞在や都市巡りを楽しむ観光旅行、グルメやショッピングに集中したいなど、人によって理想の夏休みはさまざまです。

ベストシーズンと気候

旅行先の気候は滞在中の快適さを左右します。熱帯地域では雨季と乾季が分かれている国も多いため、雨季に行くと外出が制限される場合もあります。ヨーロッパや北米などは日本の夏休みにあたる時期がベストシーズンとなる国も多く、野外でのイベントやフェスティバルが充実しています。現地の情報を事前に調べて、夏休み旅行をより楽しみましょう。

治安とビザの有無

安全に旅するためには、治安情報のチェックが欠かせません。外務省の海外安全ホームページや旅行会社のサイトを活用すると、信頼できる最新情報を得られます。
また、ビザが必要な国の場合、取得に時間がかかることもあるため、早めのリサーチが重要です。夏休みは観光客が増えるため、空港の混雑を見越して余裕を持った計画を立てると安心です。

旅行スタイルに合うかどうか

一人旅や家族旅行、友人同士のグループ旅行など、旅のスタイルによって理想とする滞在プランは変わります。家族連れなら子供が飽きないアクティビティが多いエリア、一人旅なら移動がしやすい都市部や治安の良い国を選ぶなど、自分たちに合った場所かどうかを見極めましょう。
こうした前準備が、夏休み海外旅行をさらに充実させるカギになります。

海外旅行と一口に言っても、目的や好みによってベストなエリアは異なります。
ここでは、アクセスや費用、観光の多様性といった観点で、アジア・ヨーロッパ・リゾートの3つに分けて紹介します。
夏休みならではの行事や季節感を楽しめる場所を中心に取り上げるので、自分の旅行スタイルと照らし合わせて検討してみてください。

アジア編

アジアは日本から近く、フライト時間が短いことや航空券が比較的安いことが魅力です。また、文化的な共通点も多く、初海外の方や子連れ旅行でも安心して楽しめる国が多いのが特徴です。

注目都市とその魅力

例えば台湾なら、食事や文化が日本人にとって親しみやすく、ナイトマーケットや観光列車など独自の楽しみがそろっています。韓国ではグルメや最新コスメのショッピング、タイでは寺院巡りや伝統マッサージに加え、近年発展が目覚ましいベトナムやマレーシアも旅行先として注目度が高まっています。アジア各国それぞれに多彩な見どころがあるため、事前に行きたい都市をピックアップしておくとスムーズです。

おすすめの滞在プラン

短期なら主要都市を中心に巡り、屋台や市場などのローカルスポットを楽しむプランが人気です。ショッピングが目的の場合は、大型ショッピングモールや地元市場での掘り出し物探しなど、効率よく回るコースを組むとよいでしょう。時間にゆとりがあるなら、都市部から離れた郊外のリゾートエリアや世界遺産にも足を運び、アジア特有の豊かな自然や伝統文化を満喫するのもおすすめです。

ヨーロッパ編

歴史や芸術、グルメに興味がある方にとって、ヨーロッパは憧れの地です。移動時間は長いものの、都市によっては夏の気候が過ごしやすく、屋外の観光を思い切り楽しめる時期でもあります。

文化と美食を満喫する旅

イタリアやフランス、スペインなどは芸術や建築が集積する一方、食文化も深い魅力を持ちます。例えばイタリアではピサやフィレンツェなど都市ごとに異なる名物料理があり、ワイナリー巡りも人気です。フランスではパリの美術館や郊外の古城を巡る旅行プラン、スペインではバル巡りやフラメンコ鑑賞など、地域ごとの特色が豊富に詰まっています。

穴場スポットの楽しみ方

超有名都市だけでなく、中世の街並みがそのまま残る小さな村や、雄大な自然に囲まれた地方都市など、観光客が比較的少ない穴場が各国に点在しています。電車やバスを乗り継いでの小旅行を組み込むことで、その土地ならではの暮らしを体感できるでしょう。ヨーロッパでは国境をまたぐ移動も簡単なことが多く、少し足を伸ばせば隣国に行くことも可能です。

リゾート編

夏休みを思い切りリラックスして過ごしたいなら、ビーチリゾートや自然豊かなエリアがおすすめです。透明度の高い海や開放感あるビーチで過ごすひとときは、日常から離れてリフレッシュするのに最適です。

夏ならではのビーチリゾート

ハワイやグアム、セブ島などは日本人観光客に人気が高く、家族連れからカップル、一人旅まで幅広く楽しめます。サーフィンやシュノーケリングといったマリンスポーツを体験したり、ショッピングやスパを満喫したり、過ごし方はさまざまです。観光客が多い時期でも有名リゾート地はサービスが充実しているため、初めてのリゾート旅行でも安心して計画できます。

予算別のリゾート選び

贅沢を求めるならモルディブやフィジーなどの高級リゾートを、費用を抑えたい場合は東南アジアの離島やオセアニアの穴場ビーチを検討すると選択肢が広がります。直行便があるか、乗り継ぎが必要かによって旅費や移動時間が大きく変わるので、航空券の比較サイトや口コミサイトを活用すると予算に合わせたプランを見つけやすいです。

夏休みの海外旅行はピークシーズンと重なるため、渡航費や宿泊費などが高騰しやすい時期です。
ここでは、無理なく楽しい旅を続けられるよう、費用管理のポイントを解説します。

旅費を抑えるコツ

航空券は予約時期が早いほど安くなる傾向にありますが、直前に価格が下がる場合もあるため、複数の予約サイトで相場をチェックすることが大切です。
また、平日発着のフライトや乗り継ぎ便を利用すると、料金がぐっと下がることがあります。
宿泊施設も大手ポータルサイトでセールを実施していることが多いため、希望のエリアと条件を登録しておくとお得なプランを見逃しにくいです。

お得な両替・クレジットカードの使い方

現地通貨への両替は、レートをよく比較し、空港よりも市内の銀行や両替所を利用するほうが有利な場合が多いです。
ただし、安全面を考慮して正規の両替所を選ぶ必要があります。クレジットカードは海外旅行保険が付帯するタイプや、マイルが貯まるタイプを活用すると長い目で見てお得です。
カード決済が可能な場所を多用すると現金の持ち歩きが少なくて済むため、安全面でもメリットがあります。

保険と緊急時のリスク管理

慣れない土地では、体調不良や盗難トラブルなど思わぬアクシデントが起こる可能性があります。海外旅行保険に加入しておくと、そうしたトラブル時の費用をカバーできるため安心です。
さらに、現地での緊急連絡先や大使館の情報をメモし、スマートフォンにもデータとして保存しておくと、いざというときにスムーズに対応できます。

続いて、日数や目的に合わせて楽しめる3つの旅行プランを紹介します。
自分のスケジュールや予算、旅行の目的に合ったプランをイメージしながら読んでみてください。

短期集中型プラン

仕事や学校の都合で長い休暇が取れない方には、主要都市を中心に観光スポットをぎゅっと凝縮して巡る方法がおすすめです。週末を挟む形で連休を取れば、実質的な滞在日数を延ばすこともできます。
アジア方面なら時差も少ないため、短期でも体調を崩しにくく効率的な観光がしやすいのがポイントです。

周遊型プラン

ある程度の日数を確保できるなら、複数の国や地域を一度に訪れる周遊旅行に挑戦してみてください。
ヨーロッパのように隣接する国同士の移動が容易な場所では、鉄道や格安バスを活用することで費用を抑えながら広範囲を旅行できます。国ごとの言語や食文化の違いを体験できるため、旅の充実度も高まるでしょう。

ゆったり滞在プラン

自然豊かなリゾート地や落ち着いた都市に長めに滞在し、のんびりと過ごすプランも夏休みの醍醐味です。スパやカフェ巡り、ビーチでの読書など、観光地を駆け回るだけが旅行ではありません。
移動を最小限に抑えることで、慌ただしさを避け、旅先でのリラックスした時間を思う存分楽しめます。

定番の観光地も良いですが、夏休みはどこも混雑しやすい時期です。ここからは、観光客が比較的少なく、費用対効果も高いといわれる穴場を紹介します。独特の文化や風景に出会えるチャンスが広がるため、新しい発見をしたい方にもおすすめです。

観光客が少ないエリアの魅力

ベトナムやカンボジア、ラオスなどは、まだ大手観光スポットほど混雑しておらず、ローカルな雰囲気を味わえるエリアが数多くあります。
川沿いでゆっくり過ごしたり、地元の人々が集う市場で食文化に触れたりすることで、旅の思い出に特別な彩りを加えられます。
都市部から離れた地方に足を伸ばすと、さらに静かでのんびりとした空気が漂っています。

マイナーだけどコスパ良好な国

ヨーロッパなら東欧やバルト三国、中南米ならコロンビアやペルーなどが注目され始めています。物価が比較的安いエリアが多く、長期滞在する場合も負担が少なく済むのが魅力です。
都市部に比べると英語が通じにくい場所もあるため、事前準備やガイドブックの活用が必要ですが、現地の人々とのコミュニケーションで思わぬ親切に出会えることもあります。

夏休みに海外へ出かける計画を立てるときは、まず行きたい国や都市の候補をいくつかリストアップし、そこから自分や同行者の希望に合う旅程を絞り込むのが理想的です。短期集中で主要スポットをめぐる方法から、複数国を巡る周遊型、自然の中でゆったりリラックスするリゾート滞在まで、その楽しみ方は実に多岐にわたります。
出発前に治安情報やビザの有無、両替レートなどを確認しておけば、思わぬトラブルを回避できるでしょう。費用面の不安は、予約サイトのこまめなチェックやカードの上手な活用、海外旅行保険への加入などで対処できます。夏休みは航空券が値上がりしやすい時期ではありますが、早めの行動としっかりとした情報収集で、お得に最高の思い出作りができるはずです。
ぜひ、この夏は海外の魅力を存分に味わってみてください。