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【FP監修】海外旅行保険、国内旅行保険についてご紹介!

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現在旅行を計画中の方は、旅行保険の加入について検討されているでしょうか?万が一、旅行中に病気やケガなどで病院に行かなければならなくなったとき、補償を受けられるかで自己負担金額が大きく変わってきます。
特に、海外旅行で医療費が発生する場合はほとんどが自己負担となるため、旅行計画を立てる際に海外旅行保険の加入もあわせて検討しておく必要があります。海外の医療事情は日本とはもちろん異なりますので、まずは医療費の相場を把握しましょう。

たとえば、海外旅行中にケガをして入院したとします。医療費が高額といわれるアメリカの入院1日あたりの平均費用は$2,883(日本円で約44,000円、1ドル=150.22円換算)、さらに高額なカリフォルニア州では$4,181(日本円で約63,000円、1ドル=150.22円換算)となります。

【参考】Hospital and Surgery Costs

これに対して日本の場合は、入院1日あたりの平均自己負担費用は20,700円となっており、アメリカの平均費用の約半分程度で済みます。

【参考】:2022年度 生活保障に関する調査

このように、海外の医療機関で日本の病院に行く時と同じ感覚でいると痛い目にあう可能性があります。

海外での病気やケガの備えは、クレジットカードに付帯されている保険があるから大丈夫!と思っている人でも、付帯保険で十分であるか判断するためには、想定されるリスクを考慮し保険の補償内容を正しく理解しておく必要があります。

クレジットカードに付帯されている海外旅行傷害保険

まず、クレジットカードに付帯されている保険には「自動付帯」と「利用付帯」の2種類があります。

  • 自動付帯:カードを所有しているだけで海外旅行保険が付帯されている
  • 海外旅行の費用や、海外旅行に行くための公共交通機関の費用を、そのカードで支払った時に付帯される

クレジットカードを持っているから海外旅行傷害保険が付帯されていると思っていても、利用付帯の場合だと、持っているだけでは保険付帯されません。また、クレジットカード会社によっては、ゴールドカードのみ保険付帯され一般カードには付帯されていない場合もあります。海外旅行の計画を立てる際には、お持ちのクレジットカードの付帯サービスについてよくお調べになることをお勧めします。

そのほかに確認すべき事項として

  • 家族も補償されるか
  • 補償内容・補償金額は十分か
  • 保険期間は旅行期間の範囲か
  • 現地でのサービス(病院の手配など)は利用できるか
  • 医療費の立て替えは必要ないか

などが挙げられます。

公的な健康保険からの支給も考慮する

健康保険(社会保険)では、海外で治療を受けた場合「海外療養費」として治療費の給付を受けることができます。ただし、一旦は現地での医療費の立て替えが必要となります。

また、「海外療養費」で支給される金額は日本の医療機関などで同じ傷病を治療した場合にかかる治療費を基準に計算した額から、自己負担相当額(患者負担分を差し引いた額となります。)

●海外で治療を受けた場合に想定される支給額

  • 海外での医療費150万円
  • 日本での医療費に換算した場合50万円

日本での医療費に換算した金額の7割(自己負担3割)が海外医療費の対象となるため、支給される海外療養費は、
50万円×70%=35万円
海外で立て替えた医療費から支給額を差し引いた実際の自己負担金額は、
150万円-35万円=115万円

となります。

最終的にはクレジットカードに付帯されている保険や、健康保険からの支給で治療費用がまかなえるとしても、上記のように一旦は現地で費用を立て替えなければなりません。

では海外旅行保険の仕組みはどうなのでしょうか?

現地での面倒な手続きを専門スタッフがサポート

加入した海外旅行保険の保険会社と提携している病院であれば、保険会社から直接費用が支払われるため、立て替えの必要がなく安心して治療を行うことが可能です。
こちらは保険会社によって病院との提携有無、保証内容、保証金額などが異なりますので、旅行場所や日程、想定されるリスクに対応した内容となっているか、予め入念に確認しましょう。

なお、A保険会社はアジア圏、B保険会社はヨーロッパ圏に強いなど、保険会社によって提携している病院数や現地でのサービス拠点が異なります。補償内容だけではなく、行き先に応じて各保険会社の商品を比較検討するとよいでしょう。

また、海外旅行保険に加入していた場合、日本語スタッフが病院の手配や病状の説明などを行ってくれるサービスがあります。
海外で病院に通うことになった際に、上手く病状を伝えられるか、治療に関する説明が理解できるかといった言語的な不安をお持ちの方は、スタッフによるサポートの利用可否についても事前に調べておきましょう。

国内の旅行保険も忘れずに

ここまでは海外旅行保険の話が中心でしたが、国内旅行においても備えあれば憂いなしです。国内旅行保険には、旅行中のケガに加え、賠償責任、手荷物の盗難、救援者費用などの補償が含まれるプランもあります。

たとえば、趣味を楽しむために高額な機器や備品を運ぶ必要がある際には、万が一の破損・損害に備えて、損害補償の保険に加入しておくことでより安心して旅行を楽しむことができます。また、ケガをした人の親族が看護のために負担した金額についても補償される制度があります。

特に、飛行機を利用する必要がある遠出の旅行などで、旅行保険の加入について検討するとよいでしょう。

保険加入はPC・スマートフォンから

旅行保険は、PC・スマートフォンからオンラインで簡単にお申込みができ、出発当日でも加入が可能です。(海外旅行保険の場合は、必ず出国前にお申込みください)

楽しい海外旅行を過ごすためにも、できれば保険加入は事前に済ませておきましょう。

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