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【FP監修】「ダメな子」「できる子」の基準って何?親の接し方で子供の自主性が育つ!

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うちの子は「ダメな子」と嘆いている家庭も、「しっかりしている」と安心している家庭も、子どもとの関わり方を見直してみませんか?子どもの能力を最大限に伸ばすには、親の愛情が大きな鍵を握っているのかもしれません。

「ダメな子」と「ダメじゃない子」の違いって?

一般的には、勉強ができない、スポーツが苦手、芸術の才能がない、部屋の整理ができない、忘れものが多い、注意すると反発する......。といった具合に、秀でたことがない子や大人の思い通りにいかない子を「ダメな子」と言ってしまうことが多いのではないでしょうか。

しかし、完璧な子はいませんし、本当の意味で「ダメな子」など存在するでしょうか? 反対に「ダメじゃない子」とはどんな子でしょうか。「大人にとって理想的な子」というのは、ごく一部しかいないかもしれません。

「頑張ってほしい」という気持ちばかりが先に立ち、親の言葉が一方的になっていないか、振り返ることも大切です。

厚生労働省の児童虐待

厚生労働省では、児童虐待を以下の4つに分類しています。

  1. 身体的虐待(暴力を振るう、など)
  2. 性的虐待
  3. ネグレクト(育児放棄)
  4. 心理的虐待(無視、ほかのきょうだいとの差別など)

「ダメな子」と言われて喜ぶ子どもはいないでしょう。子どものころ両親や先生から言われて「嫌だな」と感じた言葉を、自分の子どもに言っていないでしょうか。エスカレートすると気づかぬうちに虐待をしてしまうかもしれません。

親にとっては、勉強もスポーツも何でもできる子が理想かもしれませんが、過度な理想の押しつけによって子どもの主体性を奪ってしまうこともあります。

なお、「もっと頑張って」という言葉も、言い方によっては「まだ足りない=劣っている」とも取れることがあります。子どもは負のイメージで受け止めてしまいがちなので、注意するようにしましょう。

海外では「ほめる教育」が主流

欧米では子どもの個性を尊重し、ほめる教育で自立心を養うことが多いという話がよく聞かれます。

こども家庭庁が実施した、若者の意識に関する調査の結果を見てみましょう。世界の同じ年齢の若者たちを調査したものです。国民性もありますが、日本の若者はほかの国の若者より自信のなさが目立ちます。家庭への満足度、両親の理解に対する評価も低いようです。

※こども家庭庁「我が国と諸外国のこどもと若者の意識に関する調査(令和5年度)」を元に作成

※オレンジ色=最も回答率が低い/ブルー=2番目に回答率が低い

褒められる機会が少ないことが、日本の若者が自信を持てない原因となっている可能性もあるでしょう。

また、子どもは基本的に自分の親を見て育ちます。そのため、親に褒められた記憶があまりない人は、自分の子どももあまり褒めることをしないなど、そういった育て方が連鎖していくのかもしれません。

子供の自主性を育もう

ベネッセ教育総合研究所が2023年に実施した「子どもの生活と学びに関する親子調査」によると、小学4年生~6年生は53.4%、中学生は63.1%が「勉強のやる気がおきない」と回答しています。

また、勉強する理由としては、2020年に比べて「先生や親に叱られたくないから」という回答が大幅に増加した一方、「将来なりたい職業につきたい」「自分の希望する高校や大学に進みたい」といった自発的な理由から勉強する子どもが減っているという結果も出ています。

子どもは、愛されるために親の期待に応えようとするもの。しかし、親の期待のハードルが高すぎたり、褒めるという報酬がなかったりすると、ただ叱られないために勉強するという状態になってしまいます。それでは、子どもの自主性を尊重しているとは言えません。

「押してもダメなら引いてみる」という言葉があります。子どもに対して「ダメな子」と思ってしまう気持ちを見直し、褒める機会を増やして、少し様子を見てはいかがでしょうか?そうすることで、親子の関係が今よりもっとよくなるかもしれません。

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承認番号:25-DS-009(2028/03/31)

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