自動車保険用語集 た行
保険の用語は、会社によって異なる場合があります。また、その内容についても会社ごとに若干の差がありますので、ご契約前には必ず各社に詳細をお問い合わせください。ご契約にあたっては必ず「重要事項説明書」をよくお読みください。
た行
代車費用担保特約
車両事故が発生し、実際に代車(レンタカーなど)を借り入れた場合、契約時に決めた日額に応じて保険金が支払われる特約。
例えば、日額7,000円で契約していた人が10日間レンタカーを借りた場合、修理代とは別に7万円の代車費用が支払われます。ただし、借り入れ期間には上限が設けられているので確認しておきましょう。
対人賠償責任保険
事故で、歩行者、同乗者、またはほかの車に乗っている「他人」を死亡、負傷させ、法律上の損害賠償責任を負った場合、自賠責から支払われる保険金額をオーバーする部分について支払われる保険。
「他人」とは、「被保険者(保険の対象となる人)」以外の人をさしますが、契約者の家族も被保険者にあたりますので、対人保険の対象にはなりません。保険金額は1,000万円以上から設定可能ですが、契約者の9割以上は万一に備え、任意の対人保険金額を「無制限」に設定しています。
対物賠償責任保険
事故で、他人のモノ(車、家、ガードレールなど)を壊すなどの損害を与え、法律上の損害賠償責任を負担する場合に備える保険。ただし、契約者本人、その配偶者・父母・子供の所有、使用物を壊した場合、保険金は支払われません。
例えば、店舗や列車、大型トラック、高級外車などに一方的に突っ込んでしまったような場合は、かなりの損害額が予想されます。安心のためにも保険金額は高めに設定しておいた方がよいでしょう。
他車運転保険金優先払い特約
他人の車を運転して事故を起こしてしまったときに、その方の保険を使わず、自分の保険が優先的に利用できる特約。その方に迷惑をかけずにすみます。
等級すえおき事故
- 等級すえおき事故
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通常では避けられないような事故が発生した場合は、保険事故としてカウントされず、据置事故として、翌年も前年と同じ等級が適用されます。例えば、火災・爆発(車との衝突事故以外によって起こったもの)、盗難・台風・洪水、落下物との衝突などで、車両保険のみ、または車両保険と搭乗者傷害保険を使った場合でも、等級は据置となります。
※ カウント事故の定義は保険会社によって異なりますのでご契約の際には保険会社に直接お問い合わせください。
- カウント事故
- 保険事故としてカウントされる事故のこと。対人賠償責任保険、対物賠償責任保険、車両保険、自損事故保険、無保険車傷害保険を利用した場合、1事故につき1カウントされ、翌年の等級が3等級ダウンします。ただし、無保険車傷害特約のみに係る事故、搭乗者傷害保険のみ、もしくは人身傷害保険のみの利用の場合、また、ファミリーバイク特約に係わる事故は、保険を使っても事故としてカウントされません。
等級プロテクト特約
ご契約された保険期間中の1回目の事故については、保険を利用しても次の年の等級は変わらないという特約。通常、事故を起こし保険を利用した場合、次の年の等級は3等級下がります。
搭乗者傷害保険
ご契約の対象となるお車の運転者や同乗者が死傷したときに支払われる保険。
特約
任意保険の標準的な契約内容や条件が書かれた「普通保険約款」の内容を、制限、拡張、補足、変更したり、特殊な契約方式について規定したりする働きをもちます。通常は保険約款と組み合わせて使われますが、双方の内容が異なるときには、特約の規定が優先されます。