念願のマイホーム!だけど意外な落とし穴が...
- ライフステージ
念願のマイホームを購入したAさんファミリー。これまで賃貸のアパート暮らしだったため、1歳と3歳の2人の子供と奥さんのことを考えて、4,000万円の死亡保障がついた終身保険に加入していました。けれど、マイホームの大半は住宅ローンで購入したため、万が一、Aさんが死亡するようなことがあっても、団信に加入しているため住宅ローンの返済が免除されることになります。そのため、Aさんは死亡保障を2,000万円に減額。これで家計も助かると喜んでいたのですが...。
働けない状況を救ってくれる保険とは?
「所得補償保険」とは、病気やケガで入院、通院、自宅療養になった時、一定期間、毎月一定の金額を受け取ることができる保険です。税込年収の最大約60%が補償され、通常は1~5年(最長60歳まで)、毎月保険金が受け取れます。ケガや病気で働けなくなっても、かかる住宅ローンや生活費などの負担を軽くしてくれる保険として、「所得補償保険」は心強い存在といえます。また、お母さんが病気やケガになって家事や小さな子供の育児ができないと、お手伝いさんやベビーシッターを雇ったりと思いがけないお金がかかるもの。そのため、家事に従事=就業という考えから、専業主婦であっても入れる保険になっています。
所得補償保険と収入保障保険は違うもの?
「所得補償保険」について調べ始めたAさんが、疑問に思ったのが「収入保障保険」というもの。2つの保険は、似ているような感じがしましたが、補償内容にはいろいろな違いがみられました。
所得補償保険 | 収入保障保険 | |
---|---|---|
販売会社 | 損害保険会社 | 生命保険会社 |
保険金の支払事由 | 被保険者が病気やケガなどで働けなくなった時 | 被保険者が死亡した時 |
補償/保障割合 | 年収の最大60%ぐらいまでを補償 | 年収に関係なく保障額を設定可能 |
保険金の支払方式 | 一定期間毎月受け取るタイプがほとんど | 一時金で受け取るタイプや一定期間毎月受け取るタイプがある |
保険期間 | 1年毎の更新が多い | 10年、20年など長期間のものが多い |
その他 | 保険金の支払いがなかった場合には、保険料の一部が戻ってくる場合が多い | 解約返戻金のない掛け捨て型のタイプが多く、その代わり保険料が割安となっている |
「所得補償保険」が病気やケガで働けなくなった時に年収を補償してくれるのに対して、「収入保障保険」は被保険者が亡くなった場合に遺族に対して保険適用期間終了まで毎月もしくは一時金で保険金が支給されるもの。掛け捨て型のタイプが多いため、保険料は割安になっているのが特長です。
Aさんファミリーが選んだ保険は?
いろいろと調べたAさんは、年収の40%の補償をつけた1年ごとに更新するタイプの「所得補償保険」に加入しました。年収の40%としたのは、Aさんファミリーのお子さんがまだ小さいため、あまり教育費がかからないことと、ある程度の貯蓄があったこと。ただ、今後はお子さんが大きくなるにつれて、教育費や生活費が増えるため、1年ごとに補償額の見直しを行う予定だそうです。ちなみに、これまで別に入っていた死亡保険料の保障を下げて安くなったため、新たな保険に加入しても負担は増えなかったそうです。
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