【FP監修】ふるさと納税をつかって秋のお出かけを楽しもう!
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応援したい自治体に寄付をすることで、所得税の還付や住民税の控除を受けることができる「ふるさと納税」。自己負担2,000円で全国各地のさまざまな返礼品を選ぶことができるのが魅力です。その返礼品には、旅行券や宿泊券など旅行につかえるクーポン券があるということをご存知ですか?秋の行楽シーズンに向けて、お得なふるさと納税の活用方法を紹介します。
ふるさと納税とは?
ふるさと納税とは「生まれ故郷」や「応援したい自治体」に寄付をすると、納めた税金のうち一定額が還付・控除され、寄付先の自治体から返礼品がもらえる地域応援の仕組みです。
寄付を受ける自治体にとっては地域活性化が期待でき、寄付をする人にとっては税金の控除を受けられ、お礼の品として地域の特産品などをもらうことができる、双方にメリットがある制度です。
収入や家族構成によって、税金の控除を受けられる金額の上限額が決められています。確定申告もしくはワンストップ特例制度(※)を利用することで、税金の控除を受けることができます。
(※)確定申告が不要な給与所得者等がふるさと納税を利用する場合に、寄付先の自治体が5団体以内であれば、確定申告を行わなくても税金の控除を受けられる仕組みのこと。
ふるさと納税のクーポン券はどんなものがある?
ふるさと納税の返礼品として、さまざまなクーポン券を選ぶことができます。秋の行楽に利用できる代表的なクーポン券を紹介します。
・旅行券
特定の自治体への旅行に対して使える旅行券です。JTBや日本旅行などの旅行会社が展開しているパッケージ旅行券を選ぶこともできます。パッケージ旅行券の場合、往復の交通費や現地でのレンタカー等も含めた旅行全体の精算に利用することができます。
・宿泊券
特定の施設へ宿泊するのに利用できるクーポン券です。1泊2日・2食付きなど食事がついているものから、特定の部屋での宿泊のみに利用できるものがあります。
・お買物券
特定の地域のみで利用できるお買い物券です。「ふるさと感謝券」と称して、宿泊費や買い物代など、その地域での観光全体に利用できるものもあります。
・お食事券
レストランやホテルでのランチ、ディナークルーズなど、特定の施設で利用できる食事券です。
・施設利用券
テーマパークや遊園地など、特定の施設の入場料や利用料に使えるクーポン券です。地域によっては、川下りなどのアウトドアに利用できる場合もあります。
このほかにも、多種多様なクーポン券が展開されています。旅行には使いたいけれど、宿泊先まで決められない……という場合や用途に迷ったときは、パッケージ旅行券を買っておくと汎用性が高いでしょう。ただし、クーポン券の種類によっては寄付時に自治体を選択する必要があるため、旅行先は決めておきましょう。
クーポン券はどのように使える?お得な秋の行楽を紹介!
だんだんと涼しくなり、お出かけしやすい季節になってきました。ふるさと納税を使ってお得に楽しめる秋の行楽を紹介します。
・秋の味覚狩り
りんごや梨など、秋に美味しいフルーツや、秋の味覚の代表であるきのこを自分で獲る体験ができます。旬の食べ物を自分の手で収穫できるのは、特別な経験になりますよね。ふるさと納税では、フルーツ狩りやきのこ狩りの体験チケットが10,000円~20,000円などで展開されています。
他にも、ふるさと納税ではたくさんの美味しいフルーツが返礼品として用意されています。「自分で収穫する」ことにこだわらなければ、フルーツ定期便などを利用すると、全国の美味しい旬のフルーツを自宅で楽しむことができます。
・紅葉を楽しむ
秋といえば、紅葉がきれいな季節です。例年、西日本から順に紅葉していきますね。宿泊券や旅行券を利用して、紅葉がきれいな地域に出かけてみるのはどうでしょうか。紅葉がきれいに見えるお宿への温泉旅行なども素敵ですね。
・キャンプやバーベキュー
真夏に比べて涼しい秋の季節は、キャンプやバーベキューも気持ちよく楽しめます。ふるさと納税では、キャンプやバーベキューを利用できる施設のクーポンもあります。さらに、キャンプ用品やバーベキュー用品をふるさと納税の返礼品として用意している自治体もあります。趣味のキャンプ用品などを充実させたい場合にも利用できます。
ご紹介したクーポン券に加えて、お出かけ先の地域のお買い物券なども併用して使うと、よりお得に楽しむことができます。
ふるさと納税のクーポン券の申込み方法
ふるさと納税のクーポン券を利用するには、申込みが必要です。返礼品を比較検討するには、WEBサイトからの申込みが便利です。ふるさと納税を扱うWEBサイトは、「まいふる」や「さとふる」、「ふるさとチョイス」など、ふるさと納税のポータルサイトと呼べるものから、楽天やANAが手がけるものまで、多種多様に展開されています。
どのサイトを利用するか迷ったら、まずは返礼品を調べてみましょう。そのサイトでしか扱っていない返礼品がある場合もあります。
また、ポイント特典がある企業やカード会社もあり、ふるさと納税の支払いにもポイントやマイルが付与されます。ポイントをうまく貯める・活用できるかで、利用するふるさと納税のサイトを選ぶのもいいでしょう。
希望の返礼品や利用するサイトが決まったら、以下の手順でクーポン券を申込みます。
1.利用したいふるさと納税のクーポン券を選ぶ
旅行券や宿泊券など、使いたいクーポン券を選択しましょう。その際、クーポン券の有効期限や利用可能な人数など、利用条件をしっかり確認しましょう。
2.(パッケージ旅行券の場合)自治体を選択
パッケージ旅行券の場合、利用する自治体を選びましょう。種類によっては、パッケージ旅行券の決済が完了した後に、別途店舗や電話、専用サイトで予約をする際に自治体を選択する場合もあります。
3.支払い方法を選択
クレジットカード決済や電子マネー、コンビニ決済や銀行振込など、対応している決済方法で支払いをしましょう。
なお、ふるさと納税の支払いに電子マネーなど指定の決済方法を利用すると、ポイントが多く還元されるキャンペーンが不定期に開催されています。利用する決済方法に応じて、そのようなキャンペーンがあるか事前に確認しておくと、よりお得に利用できるでしょう。
4.商品に応じた利用条件に従って日程を予約
決済が完了すると、クーポン券が配布されます。宿泊券や食事券の場合、郵送でチケットが届く場合が多いようです。パッケージ旅行券の場合は、利用するクーポン券によって異なり、クーポン券が郵送される場合と、クーポン番号が記載されたメールが送付される場合があります。どちらも店舗や電話予約、専用のWEBサイトから日程を予約する必要があります。
ふるさと納税でクーポン券を利用する際の注意点
控除上限額に注意!
ふるさと納税の返礼品として用意されている旅行券や宿泊券は、寄付額が10万円以上と高額な場合もあります。 控除上限額を超えない範囲で寄付をする場合、自己負担額は一律2,000円です。しかし、上限額を超えて寄付をした場合、超過分は自己負担となります。例えば、年間の控除上限額が自己負担額を含めて40,000円の場合に、50,000円のクーポン券を申込んだとします。
上限を超えた額での寄付となるため、自己負担2,000円+超過分の10,000円=12,000円を支払うことになります。このように、上限額を超えた寄付は自己負担額が増えるため、寄付額には注意しましょう。
クーポン券の有効期限に注意!
クーポン券には有効期限があります。食事つき宿泊券や施設利用券は半年~1年間、旅行券は1年間~5年間など、利用するクーポン券によって異なります。 お得に利用するためにも、必ず有効期限内に使うようにしましょう。また、キャンセル不可・差額返金がないといった利用条件も、しっかり確認するようにしましょう。
ふるさと納税を利用してお得に秋の行楽を楽しもう
秋のお出かけに使える、ふるさと納税のクーポン券について紹介しました。
ふるさと納税のクーポン券はさまざまな種類が展開されています。お出かけの際は、旅先で使えるクーポン券がないか、確認されてみてはいかがでしょうか。ふるさと納税を活用してお得に秋のお出かけを楽しみましょう!
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