どんな保険が必要?ライフスタイルに合った自動車保険を見つけよう
- 保 険自動車保険
「お金を貯めて車を買う」といった目標を持って仕事に励んでいる人も多いかもしれません。車を買ったら自動車保険に入るのは当たり前ですが、自分に合った補償内容になっているでしょうか。自動車保険にもさまざまな種類があるので、よく検討したいところです。
“車離れ”してるって本当?
「免許を取ったら」「社会人になったら」「結婚したら」など、車を買うタイミングは人によってさまざま。近年は「若者の車離れ」という言葉も聞かれ、何らかの事情で車を購入できない人や、ライフスタイルによって車なしの生活を選ぶ人も増えているようです。
しかし実際のところ、国土交通省の発表によると、平成28年12月末時点の自動車保有台数は約8,160万台にのぼり、10か月連続で増加しています。エリアによっては車がないと不便なこともあり、私たちの生活と車はまだまだ密接に関わっているといえるでしょう。
自動車保険の必要性
国をあげて交通ルールの普及を徹底し、事故による死亡も減少してきました。しかし、残念ながらいまだに年間50万件前後の交通事故が起きています。車はとても便利ですが、事故には十分気をつけたいですね。
「交通事故被害者相談センター」では、下記のような事例を紹介しています。
- 信号機のない道路を横断しようとしていた自転車と、右折しながら進入してきた自動車とが衝突。自転車を運転していた人は後遺障害等級併合4級と判定。自転車側の注意不足も認められ、被害者の過失割合は5%。
→ 賠償請求額:7,700万円 - 原動機付自転車が、信号無視、ヘルメット未着用の状態で交差点に進入し、自動車と衝突。原動機付自動車に乗っていた人は後遺障害等級併合1級と判定。原動機付自転車(被害者)側の過失割合は25%。
→ 賠償請求額:1億2,000万円
被害者側に過失があっても、自動車側に科せられる賠償金額はとても大きいものになるケースが多いようですね。避けがたい事故が起きてしまうこともありますから、自動車保険できちんと備えておきたいものです。
自動車保険を選ぶポイントは?
では、自動車保険をどのように選ぶとよいのでしょうか。
保険のタイプ
まず、保険には対面(代理店)型とダイレクト(通販)型があります。一般的には、ダイレクト型の自動車保険のほうがやや保険料が割安になっているケースが多いです。対面(代理店)型の場合は、直接スタッフが補償内容の説明や手続きを進めてくれるというメリットがあります。
保険会社のサービス・対応
事故対応、示談交渉を保険会社が代行してくれるケースが多いです。しっかりとした交渉を行ってくれる保険会社を選びたいですね。検討の際には、具体的な事故対応の事例を聞いてみるのもいいでしょう。また、ロードサービスがついていることもあります。
ライフスタイル・運転状況に合わせて考える
免許を取得したばかり、車を購入したばかりで運転に不安がある人や、仕事や日常で頻繁に運転する人は、保険を手厚くしたほうが安心ですね。保険金額を大きくすることはもちろん、車両保険や搭乗者傷害特約などをつけて、補償内容を充実させることもできます。
車をあまり使わない場合や安全運転に自信がある場合は「テレマティクス保険」もいいでしょう。自分の運転状況のデータをもとに、保険料が計算されるというものです。事故のリスクが少ないと判断されれば、保険料を一部返金するといったシステムが導入されています。
自分自身が気をつけていても避けがたい事故がある以上、備えは必要です。楽しく快適にマイカーライフを送るために、しっかりと保険を検討しておきましょう。
- 参考 :
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- 自家用乗用車の世帯普及台数|自動車検査登録情報協会
- 平成28年12月末の自動車保有車両数(PDF)|国土交通省
- 平成28年中の交通事故死者数について|総務省統計局
- 平成26年度 交通事故の状況及び交通安全施策の現況|内閣府
- 事例1~5|交通事故被害者相談センター
- テレマティクス等を活用した安全運転促進保険等(PDF)|国土交通省
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