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【FP監修】外資系保険会社の生命保険、メリット・デメリットは?

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「保険に入ろう」「保険を見直そう」と思っても、たくさん種類があって迷ってしまいますよね。

保険の選び方の一つに、保険会社を比較する方法があります。

保険会社には大きく分けて、「日系保険会社」と「外資系保険会社」の二種類に分類されます。

現在、十数社の外資系保険会社が日本で保険商品の販売を行っているため、耳にする機会も増えていると思います。

しかし、外資系保険会社が提供する保険商品の特徴については、よく知らないという方が多いのではないでしょうか。

今回は外資系保険会社の特徴を、日系保険会社と比べながら紹介します。

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外資系保険会社と日系保険会社の違い

日系保険会社とは、日本国内で設立され、一般的に日本に本社を置く保険会社を指します。

一方、外資系保険会社は、外国の企業や投資家が一定以上の出資をしている保険会社です。
しかし、外国資本の入った会社であるかどうかに関わらず、日系・外資系の保険会社ともに、日本の法規制のもとで営業を行っているため、根本的な違いは少ないと考えられます。

その中でも、外資系と日系の大きな違いとして、保険商品の販売形式があります。

日系保険会社では、一つの保険契約に関連する特約を付けて、セットとして販売するケースが多いです。これは、保険商品が複雑で理解しにくい場合もあることから消費者保護の観点で、複数の保障やサービスを組み合わせた「セット商品」を提供することを求めていた過去も影響しているでしょう。(1990年代後半から規制緩和が進み、単品商品の販売が可能になりました。)

それに対して外資系保険会社は、日本の生命保険会社が従来販売してこなかった一つひとつの保険契約を分け、それぞれを単品として販売している会社が多いといえます。

では、こうした特徴を持つ外資系保険会社、日系保険会社それぞれを利用する場合、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

外資系保険会社のメリット・デメリット

外資系保険会社のメリット

● オーダーメイドの保険を組むことができる。

外資系保険会社では保険契約が個別に分かれているため、自分に必要な保険だけを選んで加入することができる場合が多いです。

これにより、必要な保障のみのシンプルな契約にできるため、保険料は主契約に特約が付いたパッケージ型の保険より抑えることも可能になります。

● 外資系保険会社は、日本の生命保険会社が多くの女性営業員(生保レディ)を雇用し、定期訪問や手厚いサポートを提供するのに対し、少数精鋭の営業体制をとっているため、国内の従業員数が少なく、人件費が抑えられていることも、価格が安い理由の一つです。

次にデメリットを紹介します。

外資系保険会社のデメリット

● 保険の知識が必要。

保険契約が個々に分かれているため、どの保障が必要で、どの保障が不要かを自分で判断する知識が求められます。これは保険の選択肢が多い分、しっかりと情報収集をして自分のニーズに合った契約を選ぶ必要があることを意味します。

● 日本から撤退する可能性がある。

外資系保険会社は、もともと海外に拠点を置く会社であるため、日本での採算が取れない場合、日本から撤退する恐れがあります。

その場合、保険業法に基づいて一定の契約者保護が図られ保険契約も守られるため契約自体がなくなることはありませんが、その後のサポートや相談・対応などが受けにくくなることがあります。

続いて、日系保険会社のメリット・デメリットを紹介します。

日系保険会社のメリット・デメリット

日系保険会社のメリット

● 充実したサポート体制がある

外資系保険会社と日系保険会社のもう一つの大きな違いとして、サポート体制が挙げられます。
日系保険会社は、顧客との関係性を大切にする傾向がより強く、担当者が付いて継続的なサポートを受けることができるケースが一般的です。特に、保険の手続きや保障内容に関する相談、ライフステージに応じた保険の見直しについて、個別に丁寧な対応を受けられることが多いです。

日系保険会社のデメリット

● 手厚すぎる契約をしてしまう可能性あり。

先述したとおり、営業員がさまざまな特約を付けて、一つのセットとして販売するという形式のため、必要以上に特約を追加してしまうことがあります。

● 価格が高くなる可能性がある

営業所や多くの従業員を抱えるため、人件費や維持費がかかり、その結果保険料が外資系保険会社よりも高くなる可能性があります。

外資系保険会社と日系保険会社の違いは解消されつつある

かつては外資系保険会社と日系保険会社の間で、保険料やサポート体制、保険商品の選び方に違いがありました。

しかしながら、インターネットの普及や保険ショップに代表される乗合代理店やネットの比較サイトなどを通じて提供するビジネスモデルが登場したことでこれらの違いは徐々に解消されつつあります。

日系保険会社の人件費の低減

日系保険会社は、営業所を多く構え、販売員も数多く抱えているため、店舗維持費や人件費がかかります。これが保険料が割高になる一因でした。
しかし近年、インターネットを通じて、営業所や販売員を通さずに保険の営業を行うことが増えため、人件費が削減され保険料を抑えられる傾向にあります。

サポート体制の差がなくなってきた

外資系保険会社では、保険商品についての疑問や、保険金の支払いの申請などは、契約者用の電話窓口を通じて行うことが一般的です。

しかし、近年では日系保険会社でも、電話を通じて疑問点の解消や保険金の請求ができるようになり、サポート体制の差は少なくなってきました。

また、電話が苦手な方に向けて、メールフォーム、チャットなどの窓口を設け、自宅から気軽に問い合わせられるように配慮している保険会社もあります。

保険商品の選び方も差がなくなってきた

かつては、日系保険会社が提供する保険は、さまざまな保障をパッケージにして販売するスタイルが一般的でした。

しかし、近年では保険代理店がさまざまな保険会社の商品を比較して紹介するようになり、外資系保険会社のように必要な保障を必要なだけ選ぶことも可能になっています。

さらに、インターネットで簡単に特約を選べるようになったことも、日系保険会社における保険選びの自由度が増した一因です。

日系保険会社、外資系保険会社どっちがいいの?

ここまでさまざまな特徴を紹介してきましたが、日系保険会社と外資系保険会社それぞれに、かつ個々の保険会社ごとに独自の特長があります。そのため、単純に「日系」や「外資系」とひとくくりにして比較することはできません。また、どちらが良いかを一概に判断することはできず、最終的には個々のニーズや状況に応じて選ぶことが重要です。

しかし、一般論でいえば、サポートの充実度をあまり重視せず、価格を抑えたい方は外資系保険会社が向いている場合もあります。一方、保険の知識があまりなく、丁寧な説明や個別対応を重視したい方は日系保険会社が適していることもあります。

まとめ

今回は日系保険会社と外資系保険会社の違いについて説明してきました。
生命保険は10年、20年、さらにはそれ以降を見据えて加入する金融商品です。
きわめて長期にわたる金融商品ですし、ライフスタイルの変化にあわせて見直していく必要があるため、自分自身のニーズにあわせて、しっかりと選択考慮することが求められます。

また、コスト、サービス、商品内容をしっかりと考えて加入することはもちろんですが、加入会社が長期にわたって信頼できるかという観点で考えていくことも大切です。
繰り返しになりますが、外資系保険会社、日系保険会社ともに一長一短があり、「外資系だから良い」「日系だから安心」といった一概な評価はできません。

この機会に保険の内容や会社の信頼性を再確認し、自分にとって最適な選択をすることをお勧めします。

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承認番号:24-DS-047(2027/10/16)

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