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人の車を運転するときの不安を「ちょいのり保険」で解消しよう!


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友人の車でドライブをしているとき、疲れた友人をみて、運転を代わりたいと思ったことはありませんか? 帰省したとき、親の車を運転したいと思ったことはありませんか? しかし、その車の自動車保険に年齢条件特約や運転者の範囲を限定する特約がついていたら、万が一の事故で損害が補償されないことがあります。また、そのときに保険が使えても、以後の保険料が上がって、車の持ち主に迷惑をかけてしまうかもしれません。そんな不安に対し、24時間という短期間、800円という低料金から利用できる自動車保険が「ちょいのり保険(一日単位型ドライバー保険特約(包括方式)に基づき通知または一日単位型ドライバー保険特約(一般方式)が付帯された自動車運転者保険)」です。

「ちょいのり保険」とは

「ちょいのり保険」は、主に若い世代が利用している新しい保険で、スマートフォン等でいつでもお申込み可能な1日単位の自動車保険として、2012年に登場しました。引受保険会社の東京海上日動火災保険株式会社によると、2017年3月には利用申込件数が累計で300万件を突破しています。「ちょいのり保険」の対象、期間、補償内容、手続きをみていきましょう。

利用対象者

主に、車を借りて運転する人が対象です。自分の車を持っていない人が親や友人・知人の車を一時的に運転するときにこの保険を契約することで、補償を受けることができます。

なお、保険始期日(運転開始日)が2022年1月以降の場合は、「法人の所有する自動車」もちょいのり保険にご加入いただけます。
ただし、以下の「法人の所有するお車」はちょいのり保険をご利用いただけません。

  • レンタカー、カーシェアリングのお車(「わ」「れ」ナンバーのお車)
  • 記名被保険者・臨時被保険者が役員となっている法人の所有するお車

また、「法人が所有する自動車」をその法人の業務のために使用している場合もご利用の対象外です。

利用できる期間

1回の申込みで最長連続7日分まで利用できます。通常の自動車保険とは異なり、短い期間の利用でも契約できるのが「ちょいのり保険」の特徴です。1日(24時間)単位ですので、日をまたいだ利用ができます。つまり朝8時に利用開始した場合、翌日8時まで利用可能ということです。保険開始時刻は、申込みの時点で設定したり、申込み手続きが完了した時刻を保険開始時刻にしたりできます。

補償内容

「ちょいのり保険」の補償は以下のとおりです。

  • 対人賠償責任保険(無制限)

    対物賠償責任保険(無制限)

    対物超過修理費特約(事故相手の自動車修理費が時価を上回った場合に、その差額に補償を受けられる方の過失割合を乗じた額を50万円を限度として補償)

    搭乗者傷害特約(保険金額:1,000万円。ケガの場合は一時金。入院・通院日数が通算して5日以上の場合の基準額:10万円。4日以内の場合は1万円。)

    自損事故傷害特約・ロードアシスト・事故現場アシスト(事故現場で困った際のアドバイス、修理工場・病院の手配や被害者への連絡などを行うサービス)

利用の手続き

「ちょいのり保険」を利用するには事前登録が必要です。事前登録は、スマートフォン・iPadなどのタブレット端末から東京海上日動火災保険株式会社の「ちょいのり保険」のサイトにアクセスし、QRコードを読み取り、空メールを送信すればできます。また、利用できる端末機器の機種やOSに制限がありますので、事前にちょいのり保険のサイトで確認してください。
※「QRコード」は(株)デンソーウェーブの登録商標です。

「ちょいのり保険」のいろいろな使い方

それでは、「ちょいのり保険」は、どのような補償があり、どんなときにどう利用するとよいのか、3つの保険プランを紹介しますので、詳しくみていきましょう。(2022年1月1日以降始期用)

車両補償なしプラン(シンプル)(24時間800円)

主に、車を借りて運転する人が対象です。24時間を800円で利用でき、先述の補償内容がしっかりついています。 「ちょいのり保険」を子どもが利用すると、親の自動車保険で子どもが運転するときの補償をカバーする必要がなくなります。つまり、保険に「年齢条件」や「運転者限定」をつけて保険料を安くできます。

車両補償ありプラン(レギュラー・プレミアム)

友人や親戚の車を運転する人は、事故で自動車の修理費が補償される車両補償がついていると安心です。「ちょいのり保険」には、車両補償がついた2つのプランがあります。

レギュラー(24時間1,800円)

車両補償(借用自動車の復旧費用補償特約(対象事故限定条件付))がついたプランです。事故で借りた車が壊れたときに、300万円を上限にして補償します。免責金額として自己負担する金額は15万円です。

プレミアム(24時間2,600円)

借用自動車の復旧費用補償特約の免責金額は15万円です。さらに、車両補償にプラスして、弁護士費用特約・法律相談費用補償特約がつきます。弁護士費用特約は、事故の相手に法律上の損害賠償を請求するための弁護士費用や法律相談費用を補償します。

なお、2022年1月以降始期契約には、プレミアムプランにセットされる「弁護士費用特約」について、自動車での対人事故で起訴された場合の刑事事件にかかる弁護士費用等も補償対象に追加されます。

複数人で運転するときに~お得なオプションに注目!

「ちょいのり保険」には、保険に入った運転者本人(記名被保険者)以外に、最大3人まで運転者を追加できるオプションがあります。友人や家族数人と車で旅行するとき、車の所有者だけが運転すると、体力的負担は大きくなります。しかし、所有者以外の複数人が交代で運転すれば、それぞれの負担は軽く、旅行を楽しめます。「ちょいのり保険」は、車の所有者以外の1人が加入すれば、3人まで運転者を追加できるというお得なオプションがあります。 オプションの保険料は、車両補償なしプランでプラス400円。レギュラーでプラス900円。プレミアムでプラス1,300円です。しかも、1人追加でも3人追加でも同料金です。オプションをつけずに各々が保険に加入することを考えるとお得です。

「ちょいのり保険」は利用するほどお得になる

「ちょいのり保険」を利用した期間に保険事故がなく、その後車を取得して同社の「自動車保険」や「超保険」を契約すると、利用日数(保険責任期間)に応じて、最大20%の割引が受けられます。

「ちょいのり保険」とドライバー保険(自動車運転者保険)との違いは何?

人の車を借りて運転するときに利用できる保険として、ほかにドライバー保険があります。「ちょいのり保険」とドライバー保険との大きな違いは補償期間の長さです。ドライバー保険は、利用期間が原則1年単位です。7日以内の利用日数が1年間で合計何日になるかを予測できれば、「ちょいのり保険」での合計保険料とドライバー保険の保険料を比較して、対象車種・補償内容と併せ、ご希望に沿ったほうの保険に申込むとよいでしょう。 「ちょいのり保険」とドライバー保険の違いは、補償期間のほかに利用可能な自動車の種類があります。「ちょいのり保険」の対象車は自家用乗用車(普通・小型・軽四輪)です。ただし、運転者ご本人(記名被保険者)・その配偶者が所有する乗用車は対象外です。一方、ドライバー保険も自家用乗用車が対象ですが、多くの保険会社でレンタカーやオートバイ(二輪自動車)も対象としています。なお、ドライバー保険においては記名被保険者・その配偶者・それらの同居親族が所有する車は免責です。

まとめ

短期間人の車を運転するとき、万が一の事故に備えられる「ちょいのり保険」は、保険料が安く手続きが簡単なので気軽に利用できます。いつもは運転しないけど、旅行や帰省などで運転する機会がある方はぜひ検討してみてはいかがでしょう。

このホームページは、各保険の概要についてご紹介したものです。ご契約にあたっては、必ず「重要事項説明書」をよくご確認ください。ご不明な点等ある場合には、代理店までお問い合わせください。

23TC-002016(2023年6月27日作成)

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