猫を飼う費用はいくら?初期費用・毎月の生活費・医療費・生涯にかかるお金の目安を解説
- 暮らし

猫を飼ってみたいと思っても、「最初にどれくらいの費用が必要なのか」「毎月の出費はどのくらいなのか」と、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
猫が穏やかに暮らすためには、毎日の食事や安心できる生活環境に加え、体調を崩した際の通院など、さまざまなケアや準備が必要です。
この記事では、猫を飼うときに必要な初期費用、毎月の生活費、医療費、生涯にかかるお金の目安を順番に紹介します。これから猫を迎えたい方も、すでに検討を始めている方も、準備の参考にしてください。
猫を飼う費用の目安はどれくらい?
猫を飼う際にかかる費用は、最初に必要な初期費用と、日々続いていく継続費用(毎月・年間の費用)に分けられます。あらかじめ全体の費用を把握することで、家計に無理がないかを確認でき、安心して猫を迎えられます。
年間費用の目安
猫と暮らし始めると、フード代や猫砂、日用品に加えて、定期的な健康管理の費用がかかります。アニコム損保の「2025最新版 ペットにかける年間支出調査」によると、猫にかかる費用は年間約195,000円です。月単位では約16,000円前後ですが、季節変動や医療費の波を考慮すると、年間180,000〜210,000円程度の予備費を持つと安心です。
生涯費用の目安
猫は長く一緒に暮らす存在です。一般社団法人 ペットフード協会の調査によると、猫の平均寿命は約15.4年で、屋内飼育ではより長くなる傾向です。20歳を超える長生きな猫も珍しくなくなってきました。
その間に、毎日のフード代や消耗品、体調管理のための医療費などが少しずつ重なり、高齢期の医療費が増加すると、長寿猫(18年以上)である場合は、2,000,000〜3,000,000円以上になることもあります。
通院回数、選ぶフードによって金額差が出るため、あくまで目安のひとつですが、少し余裕をもって考えておくとよいでしょう。
猫を飼うときにかかる初期費用
ここでは、最初に必要な「初期費用」を紹介します。初期費用は、迎え方や準備する内容によって幅がありますが、生活用品や初回の医療費などを含めると、100,000円~150,000円程度になるケースが一般的です。
最初に必要なお金の内訳を確認していきます。
購入費または譲渡にかかる費用
ペットショップやブリーダーから購入する場合は、猫種や月齢、血統などによって価格差があり、50,000〜300,000円以上になることもあります。
保護猫の譲渡を受ける場合は、譲渡費用として10,000〜30,000円程度が一般的です。
これらに加え、初回駆虫・マイクロチップ装着(3,000〜8,000円)も必要な場合があります。
どちらの迎え方でも、必要となる生活用品や医療費を含めて考えることが大切です。
トイレや食器などの飼育用品
猫との生活を始めるには、まず最低限そろえておきたい用品があります。
猫によって好みが分かれるものもあるため、まずは必要最低限にとどめ様子を見ながら少しずつ買い足していくと、買い直しが少なくなります。
初期にそろえる飼育用品の費用は、合計で10,000円〜25,000円程度が目安です。
飼育用品準備費用の目安
- 〇トイレ本体と猫砂:3,000〜6,000円程度
- 〇食器と給水器:2,000〜4,000円程度
- 〇キャリーケース:3,000〜6,000円程度
- 〇爪とぎ:1,000〜3,000円程度
- 〇寝床や毛布:2,000〜5,000円程度
なお、猫砂や爪とぎの交換分などは、継続費用として毎月発生します。
ワクチン接種と健康診断費
迎えたばかりの時期は健康状態を確認する初回診察や、必要に応じたワクチン接種に費用がかかります。内容や回数によって差はありますが、初回の診察は3,000〜5,000円程度、ワクチン接種を含めると5,000円〜10,000円前後を目安に考えておくと安心です。
なお、ワクチン接種や健康診断は、定期的な医療費として継続的に発生します。
去勢・避妊手術の費用
去勢や避妊手術は、望まない繁殖を防ぐとともに、避妊手術は乳腺腫瘍や子宮疾患のリスク低減、去勢手術は前立腺疾患のリスク低減が期待されます。一方、手術後は肥満になりやすくなるため、食事管理が重要です。
日本獣医師会の「令和5年 家庭飼育動物の診療料金実態調査」によると、手術費用は去勢手術が10,000〜20,000円程度、避妊手術が15,000〜30,000円程度を見込むケースが多く、術前検査や入院が必要な場合には、別途費用がかかることもあります。また、助成制度を設けている自治体もあり、5,000〜10,000円程度の補助を受けられることがあります。お住まいの市町村の動物愛護部門に確認しておきましょう。
猫と暮らし始めてからの継続費用
次は日々続いていく継続費用(毎月・年間の費用)を紹介します。
猫を迎えた後は、毎日の食事や消耗品に継続して費用がかかります。生活費としてどう組み込むかを考えておくことが大切です。
キャットフードとおやつ代
アニコム損保の「2025最新版 ペットにかける年間支出調査」によると、年間のフード・おやつ代の平均は62,613円となっており、月換算で約5,200円です。ただし、フードのグレードにより価格差があります。
フードの種類と価格
- 〇市販品(総合栄養食):月3,000〜4,500円
- 〇プレミアムフード:月5,500〜7,500円
- 〇療法食(処方食):月6,000〜10,000円以上
栄養バランスに配慮された商品は、日々の体調管理に役立つ場合があります。無理なく続けられる価格帯で、猫の年齢や体質に合わせて選ぶことが、長期的な健康管理につながります。
猫砂や爪とぎなどの消耗品
猫砂、爪とぎなどの消耗品も、毎月欠かせない出費です。アニコム損保の「2025最新版 ペットにかける年間支出調査」では、日用品にかける費用の年平均は12,130円(月換算で約1,000円程度)となっています。
なかでも猫砂は交換頻度が高く、安さだけで選ぶと固まりにくいことがあります。においが気になったりすることもあるため、コストと使いやすさのバランスを見て選ぶことが大切です。
室温管理と光熱費
猫は室温の影響を受けやすいため、夏や冬はエアコンの使用時間が増え、光熱費が上がる傾向にあります。
たとえば6畳用エアコン(消費電力約500W)を1日8時間使用した場合、電気代は1日あたり約120〜150円程度となり、1か月では約3,500〜4,500円前後の増加が見込まれます。実際には設定温度や稼働時間によって差が出るため、月によっては数百円程度で収まることもあれば、真夏・真冬には数千円単位で光熱費が上がるケースもあります。
猫の飼育でかかりやすい医療費
猫の医療費は、毎月必ず発生するわけではありません。ただし、年齢や体調によって急に負担が増えることもあるため、日頃からある程度の見通しを持っておくことが大切です。
定期健診と追加ワクチン費
初回診察だけでなく、成猫になってからも定期健診やワクチン接種の費用がかかります。日本獣医師会の「令和5年 家庭飼育動物の診療料金実態調査」によると、一般的に年に1回の接種が推奨されている3種混合ワクチン費用(月換算で約1,000円程度)は4,000円前後です。また、健康診断料は16,250円前後となっています。
長く元気に過ごしてもらうための基本的な費用として考えるとよいでしょう。
病気やケガの通院費
体調不良やケガで動物病院にかかる場合、診察料に加えて検査費や薬代が必要になることがあります。軽い症状なら数千円で収まることもありますが、血液検査や画像検査が加わると10,000円を超えることもあります。診療費の設定は病院によって異なるため、かかりつけの動物病院の費用感をあらかじめ調べておくと安心です。
猫は不調を隠しやすい動物といわれるため、食欲や排せつ、動き方の変化に気づくことが重要です。早めに受診できれば、結果として費用面の負担が抑えられる場合もあります。
入院や手術で増える治療費
病気やケガの内容によっては、入院や手術が必要になることもあります。一般的な費用は20,000~100,000円程度ですが、難度の高い手術(腫瘍摘出など)では50万円以上、慢性疾患の長期治療では数百万円かかる場合もあります。
高額な治療費に備えるため、事前にペット保険への加入を検討することも有効な選択肢です。
猫との暮らしで費用が変わるポイント
猫にかかる費用は、年齢、住まいの環境などによって異なります。
それぞれの暮らし方に合わせて、自分の場合はどのくらいかかりそうかを考えてみることが大切です。
年齢や体質による医療費差
高齢になると、通院や投薬が必要になることがあります。
健康な成猫の医療費の目安は年間20,000〜50,000円程度ですが、高齢猫(7歳以上)や持病がある場合は年間100,000円を超えることもあります。
慢性疾患(腎臓病、糖尿病など)がある場合は、月数万円かかるケースもあるため、余裕を持った予算を考えておくと安心です。
旅行や外出でかかる追加費用の目安
旅行や外出が多い場合は、ペットホテルやシッターの利用で、1泊あたり3,000〜6,000円前後の費用がかかるケースもあります。
毎月の基本的な飼育費だけでなく、こうした生活スタイルによって増える支出も含めて考えておきましょう。
まとめ | 猫を飼う費用は初期費用と生涯費用の両方で考える
猫を飼うときは、初期費用だけでなく、毎月の生活費や将来の医療費まで考えておくことが大切です。無理のない準備をしておくことで、安心して猫との暮らしを続けやすくなります。
先のことを少しだけ想像しておくことが、猫にも自分にもやさしい選択につながります。
「イオンのほけん相談 保険マーケット」では、ペット保険など幅広い保険商品を取り扱っています。最新のキャンペーン情報の確認に加え、資料請求や各種保険相談(電話・オンライン・訪問)のご予約も承っております。家計全体の備えを見直したい方はチェックしてみてください。
一概に保険といっても、『どの保険を選べばいいかわからない』などの疑問をお持ちではないでしょうか?
保険でお困りの方はネット上での無料お見積りをご利用ください!
- 参考 :
-
- ・アニコム損害保険株式会社「2025最新版 ペットにかける年間支出調査」
- ・公益社団法人 日本獣医師会「家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査(令和5年)」
- ・一般社団法人 ペットフード協会「猫の平均寿命に関する調査データ」
承認番号:26-073(2029/4/22)
SNSシェアしよう!





