春から社会人の仲間入り!保険にも入りたいけれど、どれに入ればいいの?
- ライフステージ

学生時代は、民間の保険には入っていなかったA子さん。就職して、将来のことも考えて保険に入ろうと思っていますが、数ある中からどれを選んでいいのか、迷っているそうです。就職したばかりの新社会人が入るべき保険とは、どんな保険なのでしょうか?
保険の種類とは?
まずは、保険の種類について簡単にふれておきましょう。
- 期間:終身タイプか?定期タイプか?
保険には、終身タイプと定期タイプがあり、終身は生涯にわたって保障されるというもので、保険料も高め。定期は保険期間を10年、20年など選べ、その期間内は保障されますが、それ以降は再び契約し直す必要があります。ただ、その分、毎月の保険料は安くなります。 - >保障内容:死亡保険か?医療保険か?
亡くなった時に、残された家族にお金が残せるのは、死亡保険。病気やケガに対して備えることができるのが医療保険です。両方を組み合わせても可能ですし、もちろん、どちらかだけの契約もできます。たとえば、死亡保障を"一生涯"にわたって受けたい場合は、終身タイプの死亡保険、医療保険だけを一時的につけたいなら、定期タイプの医療保険で十分です。終身タイプの場合、解約時に数百万円戻ってくるといった貯蓄性のあるものもあるので、そういった目的の場合は掛け捨てとなる定期タイプのものよりも、終身タイプのものがいいでしょう。。
今の自分の状態を考えてみよう
今の自分にあった保険をA子さんの場合でみてみると、A子さんは現在独身で、自分の他に兄弟が2人いて、両親も健在です。もし万が一、今、A子さんが亡くなることがあっても、家族の生活がゆらぐという心配はなさそうです。つまり、A子さんの場合は、今のところ、死亡保障は必要ないということになります。それよりも、病気やケガになった場合、入院費をカバーできれば問題なさそうです。しかも、今後結婚することもあるので、その保障も定期タイプで十分といえそうです。
生命保険料、みんなはどれぐらい払ってる?
ちなみに、生命保険文化センターの統計(平成25年「生活保障に関する調査」 http://www.jili.or.jp/lifeplan/houseeconomy/asset/11.html)によると、生命保険料の平均額は、次の通りです。
生命保険料の年間平均 | 生命保険料の月間平均 | |
男性 | 241,000円 | 20,083円 |
女性 | 182,000円 | 15,166円 |
世帯 | 416,000円 | 34,666円 |
この金額、決して安くはありません。保険は、住宅に次いで大きな買い物といわれています。たとえば月2万円払う保険というのは、年間で24万円、これを30年で終身タイプとして払い込む場合は約720万円。つまり、このケースですと月2万円の保険の契約というのは、720万円の保障を買うということなのです。これまで大きな買い物という意識をもって、自分に本当に必要な保険を選ぶことが大切です。
身軽な保険を選んだA子さんト
その後、A子さんは自分にぴったりの保険を求めて、いろいろと保険について調べてみたそう。そして選んだのが定期タイプの医療保険。これなら、月数千円~で入れるものが揃っているので、貯金もまだあまりないという状態でも安心して入れそうとのことでした。「死亡保障については、今後、結婚したり、子供が生まれたりした時に、将来の旦那様と相談して決められたらと思っています。社会人になったら、すぐに月何万円もする保険が必要だと思っていたけれど、将来どうなるかわからない若い世代だからこそ、まずは基本的な気軽なものに入っておくのがいいなと思いました」と、晴れ晴れとした様子のA子さんなのでした。 A子さんのように、今の自分に適した保険に入ろうと思いたったら、自分で考えたり、調べたりして、保険の知識を得てから入る保険を決められるといいですね!
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