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自宅でできる!遺伝子検査

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2013年に米国の女優が、遺伝子検査によって乳がんの発症リスクが高いとの診断を受けて健康な乳房を切除したことが話題となり、遺伝子検査が注目されています。

遺伝子検査とは、染色体の数やDNAにある塩基配列などを解析し、先天的な疾患、病気のリスク、体質傾向などを調べる検査となります。 がん検査が、既にある病変(しこり)を発見する検査であるのに対して、遺伝子検査では、病気や疾患の発症リスクや体質の統計的な遺伝的傾向を調べることができます。

今回、米国の女優が受けた遺伝性腫瘍の検査は、遺伝性の病気が疑われる人に対してカウンセリングを受けた上で実施するものであり、誰でも受けられる検査ではありません。
これは遺伝子検査を受けることが必ずしもメリットとなるとは限らず、結果が陰性の場合、遺伝性の病気に対する不安を取り除くことができますが、陽性の場合、病気の発症に必要以上に不安を感じてしまう恐れがあるためです。

したがって、検査を受けるメリット・デメリットを十分に理解したうえで、ご自身の意思で検査を受ける必要があります。
また遺伝的な病気の検査の結果次第では、その病気の告知となってしまう事が考えられ、またご家族の発症可能性が分かる場合もあるため、検査後のカウンセリングも重要となっており、病院でしか受けることができません。

そこで、遺伝子検査の注目を受けて自宅で出来る遺伝子検査のサービスも提供されています。こちらは、あくまでもサービスのため、病気の診断を行うものではありません。
では、自宅で行う遺伝子検査で分かることとはどんなことなのでしょうか?

自宅で行う遺伝子検査

自宅で行う遺伝子検査では、遺伝的な体質や病気のかかりやすさを調べることができます。
例えば、頑張ってダイエットをしているのに効果が出ないといった経験をされた事はありませんか?同じダイエット方法を試しても、効果がある人と効果を感じられない人がいます。それは体質によって効果があるダイエット方法が異なるからです。 遺伝子を調べる事によって、自身の体質にあった食事方法や運動でダイエットを行うことが可能となります。

また自分がどんな病気にかかりやすいかを調べることによって、生活習慣を改善し病気の予防に努めることも可能となります。

自宅で行う遺伝子検査は、唾液を採取または口腔粘膜を採取し郵送するだけの検査となるので、痛みなどは一切なく簡単に行うことができます。

遺伝子検査と保険の関係

アメリカでは遺伝子検査市場の成長に伴い、2008年に遺伝子情報差別禁止法(GINA)が施行されています。この法律により医療保険分野において、遺伝情報を元に保険加入の可否を判断することを禁止しています。ただし、生命保険のような高額な保険に関しては、遺伝子情報を使用することを認めるといった内容になっています。

一方、日本では保険加入時の遺伝子情報の利用に関するガイドラインはなく、保険加入時に遺伝子検査の受診や、検査結果の提示を求めてはいません。その背景としては、遺伝子検査が海外に比べて一般的となっていないことが挙げられます。

しかし日本の保険会社でも、遺伝子の情報を保険サービスに活用する動きがみられるため、今後は遺伝子情報を配慮した保険の法規制やガイドラインの作成等が検討されそうです。

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