老後の生活資金を準備するなら個人年金保険?それともiDeCo?
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まだお子さまのいない、夫・妻ともに30歳を迎えたばかりのDさん夫婦。
将来的には、子どもを1人か2人授かりたい。だけど、不安なのは老後のこと。
Dさん夫婦のように、年金の受取額がぐっと減ってしまうかもしれない若い世代の夫婦からは、「老後のために備えておきたい」という声が多く聞かれます。
そこで今回は、老後に備える手段のひとつとして注目される「個人年金保険」について紹介していきます。
一概に個人年金保険といっても、『どの保険を選べばいいかわからない』などの疑問をお持ちではないでしょうか?
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個人年金保険とは?
個人年金保険とは、保険という名前がついていますが、実質的には金融商品のひとつです。
万が一、年金を受取る前に亡くなってしまった場合、死亡保険金として保険金受取人が受取れる商品もあります。
個人年金保険には、定額年金と変額年金の2種類があります。
中でも定額年金は、将来受取れる金額が決まっている保険です。
個人年金のメリットとデメリット
個人年金のメリットは、毎月一定の貯蓄ができるということ。
毎月コツコツと貯蓄するのが苦手という方には、心強い商品といえます。
普通預金は気軽に引き出すことができますが、個人年金保険は保険料払込期間中に解約した場合、元本割れしてしまう可能性が高いというデメリットもあるので、比較的貯蓄がしやすいといえます。
また、個人年金保険料を支払うことで、一定の金額の所得控除を受けることができ、所得税や住民税を軽減することができます。
ただし、その場合は保険料払込期間が10年以上である必要があるので、ご注意ください。
個人年金保険に入っている人の実態とは?
個人年金保険に入っている人は、全体の20%強。
5世帯に1世帯が入っている計算になります。
将来のために、30代から始めようとしているDさん夫婦は、まだまだ少数派で、一番多いのは50代の30.2%という結果でした。
世帯加入率 | 基本年金額(世帯合計) | 世帯年間払込保険料 | |
---|---|---|---|
平成 30年 |
21.9% | 102.5万円 | 20.1万円 |
平成 27年 |
21.4% | 101.0万円 | 17.9万円 |
平成 24年 |
23.4% | 117.2万円 | 19.3万円 |
平成 21年 |
22.8% | 111.9万円 | 18.9万円 |
出典:生命保険文化センター 平成30年度生命保険に関する実態調査
29歳以下 | 30~34歳 | 35~39歳 | 40~44歳 | 45~49歳 | 50~54歳 | 55~59歳 | 60~64歳 | 65~69歳 | 70歳以上 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
加入している | 15.3% | 18.6% | 20.0% | 23.1% | 27.9% | 31.9% | 28.5% | 26.5% | 22.1% | 13.9% |
出典:平成30年度生命保険に関する全国実態調査
個人年金保険以外で将来に備えるには
公的年金や個人年金保険以外に、老後の蓄えを確保するための手段として「iDeCo(個人型確定拠出年金)」があります。
iDeCoとは公的年金に加えて給付を受けることができる私的年金制度の1つで、国民年金や厚生年金と異なり加入は任意です。
加入後は定期預金・投資信託などの運用商品の中から好きなものを選択し、60歳になるまで運用します。
また、受取時には「一時金での受取」か「年金での受取」、「一時金と年金を併用しての受取」の中から選ぶことができ、選んだ受取方法によって「退職所得控除」や「公的年金控除」といった税法上のメリットを享受することができます。
具体的な受取金額についてはシミュレーション等で計算することができます。
参考:かんたん税制優遇シミュレーション https://www.ideco-koushiki.jp/simulation
iDeCoには主な税法上のメリットが3つあります。
- 積立時:掛け金が全額所得控除
- 運用時:分配金などの運用利益が非課税
- 受取時:控除を受けることができる
投資信託や株式の場合、通常利益に対して20.315%の税金がかかることから、iDeCoの運用利益が非課税というのも見落とせないポイントです。
一方でデメリットとして、
- 60歳になるまで引き出すことができない
- iDeCo専用口座の開設や維持に手数料がかかる
- 元本割れのリスクがある
などが挙げられますので、併せて抑えておきましょう。
iDeCoは月5,000円の掛け金から始めることができ、上手に活用すれば国民年金や厚生年金と組み合わせてより多くの資金を受取ることができるようになります。
この機会にぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
個人年金は心強い味方
30代では、まだまだ加入者が少ない保険ですが、思いきってDさんご夫婦は、個人年金保険に加入。
支払は60歳からで10年間受取れるものにしました。
「もしかしたら、私達が年金を受取る頃には、国の年金は70歳からしか受取れないんじゃないか、なんて夫婦で心配していましたが、個人年金保険があることで、少し気持ちがラクになりました」とDさんご夫婦。
国からの年金受取り開始年齢が65歳の現在、60歳から受取れる個人年金は、とても心強い味方。若いうちから個人年金保険でしっかり備えておくと、老後も安心ですね。
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