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終身医療保険、賢く加入するための4つのポイント

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日本は世界でもトップクラスの長寿国です。

しかし、ある程度の年齢になったら、がんなどの長期の治療を必要とする病気になるのは珍しくありません。

だからこそ、お金の心配をせずに治療に取組める環境を整える必要があります。多くの方は民間の医療保険への加入を検討すると思いますが、民間の医療保険には「定期型」と「終身型」があります。

この違いについてみていきましょう。

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終身医療保険とは

まずは医療保険について知ろう

医療保険とは、病気やケガで通院したり入院や手術をしたりする場合に、医療費負担を軽減してくれる制度のことです。この医療保険は国の制度である「公的医療保険」と「民間の医療保険」がありますが、ここでは民間の医療保険についてみていきましょう。

民間の医療保険とは、民間の保険会社が販売している保険商品で、公的医療保険でカバーしきれない医療費への備えとして活用されます。たとえば病気で入院した際は、公的医療保険で保障される治療費以外に、食事代や差額ベッド代などの多くの費用がかかります。これらの経済的な負担を、民間の医療保険で備えられます。

前述したように、医療保険には定期型と終身型の2種類があります。

以下で詳しく見ていきましょう。

定期型と終身型の違いについて知ろう

定期型と終身型の違いは、どこまで保険の保障が続くかという点、つまり保険期間の違いです。

定期型の場合「5年」「10年」などのように、保険期間が明確に決まっています。

保険期間が満了したとしても、更新手続きを行えば引続き保障を受けることは可能です。

しかし、更新の際に保険料が上がる可能性もある点に注意しましょう。

一方、終身型の場合、保険期間は終身、つまり亡くなるまで続きます。

更新がないので、医療保険の更新ができなくて保障が受けられない、という心配をする必要はありません。

終身医療保険のメリット

一生涯保障が続く

最大のメリットは、一生涯保障が続くことです。

つまり、何歳になっても、入院や手術等に応じて給付金が支払われます。

入院費や手術費の心配をせずにいられるのは、終身医療保険を選ぶうえでの最大のメリットかもしれません。

高齢になっても病気やけがに備えられる

定期型の医療保険の場合、80歳で契約が終了する商品が大半を占めています。

つまり、80歳を超えると、入院したとしても給付金は支給されないということです。

現実的には、年齢が上がれば上がるほど、病気やケガで入院する可能性は高まるので、給付金を受取れた方が助かるはずです。

定期型の医療保険ではそうはいかないのが最大の欠点でしょう。

更新はないので保険料は上がらない

更新がないということもメリットになります。

定期型の医療保険の場合、契約を更新するたびに保険料が上がっていくのが特徴です。

しかし終身型の医療保険の場合、更新がないため保険料も上がりません。

支払額を一定にして長期間保障を受けたい人なら、終身医療保険がおすすめです。

終身医療保険のデメリット

一生涯保障を受けられるため、メリットが多いように思える終身医療保険ですが、デメリットもあることは覚えておきましょう。

保険料はやや高め

個人差はあるものの、年齢が上がれば上がるほど、長い期間にわたって治療が必要になる可能性は高くなります。

終身保険は、同じ年齢で契約する場合であっても、定期型の医療保険に比べると保険料はやや高めになっています。

月々の支払額を抑えたい人には、あまり向いていない商品かもしれません。

医療制度、時代の変化に弱い

終身医療保険の最大の弱点は、「時代の変化についていけない」保険商品であることでしょう。

昔の医療保険の入院給付金は、「入院〇日目から給付金が出る」というように、待機期間があるものがほとんどでした。

最近は同じ病気でも入院期間が短くなったり、「日帰り入院」で済んでしまったりすることも珍しくありません。

入院期間が短くなっているのは、医療技術の進歩などさまざまな事情が絡み合っているためですが、医療保険がその変化を的確にとらえられているとは限らないのです。

当然、この傾向はこれからも続く可能性があります。

また、将来日本で大規模なインフレが起こってしまう可能性もあるので、インフレに備えた保険の見直しも定期的に検討するようにしましょう。

医療保険を選ぶ際に考えたいこと

前述した内容を踏まえて、医療保険を選ぶ際に考えたいポイントについて検証しましょう。

定期型か終身型か

まず、定期型か終身型か、どちらの商品に加入するのかを考えましょう。

定期型の場合、毎月の保険料の支払いを安く抑えられるというメリットがあります。

また、契約は一定期間で終了し、更新するかほかの保険に乗り換えるかが選択できるため、ライフスタイルに応じて柔軟に医療保険を選ぶことができるのも魅力的です。

しかし、更新のたびに保険料が上がってしまううえ、健康状態によっては、更新ができなくなる可能性があります。

更新できない場合、ほかの医療保険を契約するのも難しいのが現実です。

一方、終身型の場合、途中で解約しなければ一生涯保障が続きます。そのため、健康状態が悪化しても保障内容は変わりませんので、特に将来の医療費への備えを万全にしたい方にはおすすめです。

また、保険料が一生涯上がらないので、若い時に加入しておけば保険料負担が軽くなりますが、月々の保険料は定期型に比べると割高で、終身払いの場合は、定年後も保険料を払い続けられるかどうかも重視して商品を選ぶ必要があります。

途中で払えなくなって解約する場合でも、解約のタイミングによっては解約返戻率が低くなってしまうので、慎重に考えましょう。

入院時の保障は

多くの人にとって、民間の医療保険に加入する最大の目的は「万が一病気で入院したり、治療費や入院費が高額になったりした場合の経済的な負担を軽減するために備えること」ではないでしょうか。

まずは、医療保険を選ぶときは入院時の保障内容に着目してみましょう。

具体的には、次のポイントに注目してみてください。

◆入院時、1日あたりいくら受取れるか

医療保険のパンフレット、紹介ページなどにある「入院給付金日額」を見てみましょう。

5,000円、10,000円など具体的な数字が出ているはずです。

なかには、自分で自由に選択し、それに応じた保険料を支払うシステムをとっている商品もあります。

自分が一家の生活を支えている場合や、子どもの教育資金などに出費がかさみそうな場合は、高めに設定するのをおすすめします。

一方、そのような事情がない場合は、必ずしも高めにする必要はありません。

◆何日目から保障が受けられるか

最近では、日帰りや1泊2日など短期間での入院も増えているため、医療保険を選ぶ際は、「何日目から保障が受けられるか」にも注目してください。

保険会社・商品によって異なっているため、注意しましょう。

◆1回の入院で何日まで保障されるか

医療保険の場合、1回の入院で保障される日数の上限は決まっています。

さらに、保険期間を通じて保障される日数にも上限があります。

具体的な数字が決まっているので、商品を選ぶ際にチェックしましょう。

特約はどこまでつけるか

医療保険には、特約というものがあります。

保険会社・商品によって呼び名は違いますが、特約の種類を大まかに分類してみると、次のようになります。

  • 生活習慣病関連:がん・糖尿病などの生活習慣病で入院・手術をした場合に給付金が受取れる。
  • 女性疾病関連:乳がん・子宮筋腫・甲状腺の障害など女性特有の病気で入院・手術をした場合に給付金が受取れる。
  • 三大疾病関連:三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)で所定の状態になったと診断されたら、給付金が受取れる。
  • 先進医療関連:厚生労働省が定める先進医療による治療を受ける場合、一定の範囲で給付金が受取れる。
  • 通院関連:入院給付金の対象となる病気で入院し、退院した後に通院治療が必要な場合に給付金が受取れる。

病気に備えるという意味では、特約は多ければ多いほど有利です。

特約をつける場合は「何が自分にとって本当に必要な保障か」「保険料はいくらまでなら支払えるか」などを考えてから選びましょう。

できれば同じ保険商品であっても、特約のつけ方でどれだけ保険料が違ってくるかをシミュレーションしてください。

保険料払込方法はどうするか

保険料払込方法をどうするかについても考えておきましょう。

保険料の支払い方を大まかに分類すると、次の3つになります。

  • 月払:毎月保険料を支払う。
  • 年払:1年に1度、その年の分の保険料をまとめて支払う。
  • 一時払:保険期間分の保険料を全額まとめて支払う。

また、将来の保険料をまとめて払込む方法は存在し一時払の他にも以下のようなものが存在します。

  • 一括払:「月払」分の保険料を複数回分まとめて支払う方法。
  • 前納払:「半年払」「年払」分の保険料を複数回分まとめて支払う方法。

一括払や前納払によって支払った保険料は、一時的に保険会社が預かり、保険料として毎月切り崩されながら徴収されます。

仮に保険を解約したり、被保険者が死亡したりした場合には、保険料として徴収されてない部分のみ解約返戻金・死亡保険金とは別に払戻しが受けられるようになっています。

ただし、まとまったお金が用意できないと現実的には難しいため、いくらくらいまでなら保険料の支払いに回せるかを考えてから、払込方法を決めるのをおすすめします。

解約返戻金があるかないか

定期型の医療保険の場合は、「掛け捨て」が原則です。

そのため基本的には解約返戻金が無く、あってもごくわずかです。

一方、終身型医療保険の場合は、商品によって扱いが異なります。

死亡保障もついている医療保険では、解約返戻金が設定されている場合が多いですが、解約のタイミングによっては受取れる額が低いこともあるので注意しましょう。

終身医療保険は、定期的に見直しをする必要も

入院や手術にかかる費用を一生涯保障してくれる終身医療保険。

しかし、終身医療保険を一度契約したらもう安心というわけではありません。

次の2つの理由から、定期的に見直すことをおすすめします。

① 医療費が高額になる可能性があるため

医療保険では、手術の種類に応じて支払われる保険料が決められていることが一般的です。

しかし医療が進歩していく中で、手術などの医療にかかる費用も増え、現在契約しているプランの給付金では充分な保障を得られない可能性があります。

医療の現状に合った保障を得るためにも、定期的に契約を見直し、手術費や通院費といった不足しそうな部分を強化するようにしましょう。

② 家族構成が変わる

結婚して家族が増えると家族に対する責任も生まれます。

ケガや病気で仕事ができなくなってしまった場合には、家計への負担が予測されます。

自分の身に何かが起きた場合に、家族にかかる負担をどれだけ軽減可能かといった視点も、保険選びの重要な視点の一つです。

いざという時に後悔しない保険選びを心がけましょう。

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