子どもの教育資金を貯めるには~学資保険以外では?~
- 子 供

妊娠中や出産後に、子どもの将来の教育費のために学資保険を検討される方は多いと思います。しかし、学資保険以外にも子どもの将来のための資金を貯める方法があることをご存知でしょうか?
今回は「学資保険」以外での、子どもの教育資金の貯め方の1つとして「低解約返戻金型終身保険」をご紹介したいと思います。
低解約返戻金型終身保険とは?
まず、終身保険とは生命保険商品の1つで、一生涯保障が続く死亡保障で貯蓄性がある保険を言います。支払った保険料の一部が一定利率で貯まっていくため、掛け捨ての商品に比べて保険料は割高となっています。
そして "低解約返戻金型終身保険"とは保険料払込み期間中の解約返戻金を低金利にし、通常の終身保険より保険料を割安にした商品の事です。払込み期間中は解約返戻率は低くなってしまいますが、払込み満了後は返戻率が高くなります。

教育資金としての利用方法
まず一般的な学資保険の場合、満期日は保険会社があらかじめ設定している場合と、いくつかの候補から選ぶタイプがあります。
あらかじめ設定されている場合には、子どもの教育資金として大学入学時が一番多く必要と考えられているため、満期日は18歳に設定されている場合が多いです。しかし18歳を満期日として設定していた場合でも、必ずしも大学入学前に受け取れるとは限りません。それは満期日が子どもの誕生日と契約日に関係しているからです。
例えばA社の場合、満期日が「被保険者が18歳になった時に迎える最初の契約応答日」と設定されています。この場合の受取時期は以下のようになります。
18歳満期に設定 | 誕生日 | 契約日 | 満期保険金受取日 |
---|---|---|---|
10/1 | 11/1 | 高校3年の11/1 | |
10/1 | 7/1 | 大学1年の7/1 | |
3/1 | 11/1 | 大学1年の7/1 |
上記はあくまでも一例になりますが、子どもの誕生日と契約日によって受取時期が異なるため、学資保険に加入の際には子どもの誕生日と契約日を考慮することが必要となります。
このような場合に備えるため17歳を満期日にした商品もあります。
では、低解約返戻金型終身保険の場合ですが、払込期間を15年後(中学卒業時)に設定すると払込期間終了後は、必要な時期に解約を行えば高校の入学費用としての利用や子どもの結婚資金など様々な用途で利用することが可能です。
子どもの将来のためにお金を貯めておきたいが満期日をいつに設定していいのか悩んでいるという方は、低解約返戻金型終身保険を検討してみてはいかがでしょうか?
子どもの教育資金として使用しなかった場合には死亡時の保障として残すことも、ご自身の老後の資金として利用することもできます♪
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