自転車事故でも高額賠償?加害者になる前に知っておきたい“自転車保険”

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気軽に乗れる自転車。とはいえ、実際は、高額な賠償金を求められる事故が起きていることを知っていますか? 特に、頻繁に自転車を使う人は、そのようなリスクがあることを知っておくことが大切です。

自転車大国、日本

エコ・健康志向の高まりで、自転車の利用者が増えています。自転車通勤や自転車便、レンタサイクルなども一般化してきており、車道に自転車レーンが設置されたところも。
国土交通省によると、2013年の全国の自転車保有台数は約7,200万台。人口1人当たりは0.67台となっており、世界と比較しても高い水準です。しかし、道路の整備などはまだ完全ではなく、歩道を走らざるを得ない場所が多いのが現状でしょう。歩行者との接触事故が起きやすいといった問題も。自分がケガをしたときや他人にケガをさせてしまったときのために備えておくことが大切ですね。

自転車事故の実態

近年は減少傾向にあるものの、警視庁の統計によると平成27年中に全国で10万件程度の自転車事故が発生しています。
注目したいのは、高額な賠償請求がなされた事故が散見されることです。例えば、以下のような事例があります。

【自転車事故事例】

  • 自転車に乗った男性が昼間に信号を無視して、スピードを落とさない状態で交差点に進入。青信号で信号を横断中だった女性(55歳)と衝突。女性は頭蓋骨内損傷などのケガを負い、11日後に死亡。

      → 賠償請求額:5,438万円(平成19年4月11日判決)

    自転車に乗った男子小学生(11歳)が夜、歩道と車道の区別のない道路を走行中、歩行している女性(62歳)と衝突。女性は頭蓋骨骨折等の傷害を負い、意識が戻らない状態に。

      → 賠償請求額:9,521万円(平成25年7月4日判決)

※日本損害保険協会「自転車での加害事故例」より

このように小学生が起こしてしまった事故で、高額な賠償請求がされた事例もあります。自分だけではなく、我が子が加害者になる可能性も考えなくてはなりませんね。私たちの生活に定着している自転車は、便利で手軽な反面、こういったリスクがあることをしっかり認識しておくことが必要です。

自転車保険って何?

では、このような自転車による自分のケガ、また他人にケガをさせてしまったときに備える自転車保険とは、どのようなものなのでしょうか。

自転車保険とは?

「自転車保険」と呼ばれるものは、自転車事故を含む幅広い損害に備えているケースが多く、必ずしも自転車走行中の事故だけを補償するものではありません。
具体的には、「傷害補償」と「個人賠償責任補償」で構成されている保険です。

  • 傷害補償:自分がケガをしたときの治療費などに備える補償

    個人賠償責任補償:他人にケガをさせたときや、モノを壊してしまったときのための補償

保険を選ぶポイント

自転車保険の加入経路はさまざまです。例えば、保険ショップ、自転車を購入したお店、インターネット、携帯電話会社、コンビニエンスストアのマルチコピー機などから加入することができます。
保険商品自体も数多くあります。保険選びのポイントとして挙げられるのは、

  • 自分・他人のケガの補償内容

    モノに対する補償の有無

    示談交渉サービスの有無

などです。しっかりと内容をチェックしておきたいですね

また、補償の対象とならないケースも確認しておきましょう。同居している親族に対する事故は補償の対象となりません。そのほか、飲酒や薬物乱用によるもの、暴力行為によって起こった事故などは、補償されないケースが多いようです。
自分自身のケガだけではなく、自分が加害者となってしまうリスクはだれにでもあります。思いも寄らないところで事故が起こってしまうこともあるでしょう。しっかりと備えておくことが大事です。

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